魔物 about Monsters

1999年11月28日 初版/2005年9月5日 改訂第1版
First Press:November 28th,1999/Revision First Press:September 5th.2005

Written by Moonstone


第4巻 Volume 4
デーモンナイト(Demon Knight)
生命力: 154000
武器: 4本の腕に剣、槍、斧、鎚をそれぞれ持っている。
攻撃力: 116000
防具: 魔術を込められた黒の全身鎧を着込んでいる。
防御力: 103000(側面87800、後方75000)。魔術を込められた武器でないと効果は望めないだろう。
移動力: 60
属性: 暗黒
魔術: 魔術は使わないようだ。
魔術攻撃力: 0
魔術効果: 暗黒はまず効かない。光属性が有効だろう。
知力: 血を伴う闘争心一色に染まっている。
出現数: 召喚に依るが大抵単独である。
出現場所: 所定の手順で召喚する必要がある。
行動: 視界内に入るものは攻撃対象と認識して襲い掛かって来る。特に人型の物体に対する攻撃は容赦なく、手にした武器を振り回して息の根を止めようとする。
所持財宝: その武器や鎧は非常に強力だが、暗黒属性の為通常では持つことも出来ない。
召喚魔術の
通称:
テトラ・パニッシュメント
召喚魔術の
効果:
100000以上の物理ダメージを期待出来る。
解説: 一つ目が兜の隙間から見える、4本腕を持った地獄の騎士である。地獄の精鋭部隊として魔王から授けられたという武器と鎧には暗黒の力が充満しており、地上では黒い煙のように立ち上って見える。彼らは生前、戦いと流血を至福に感じた腕利きの剣士達であり、死して尚、魔王から与えられた肉体と装備、そして何より戦い続けるという運命を喜んでいるという。
MGK-505TL
生命力: 287000
武器: 大小数種類のミサイル、甲羅内部に格納された光子砲
攻撃力: 180000以上
防具: 全身が分厚い、未知の金属で覆われている。
防御力: 160000。関節部分でも120000。
移動力: 3。その骨格と巨体と重量ゆえ、非常に鈍い。
属性:
魔術: 光子砲は魔術ではないようだ。
魔術攻撃力: 0
魔術効果: 外殻に対しては余程強力な魔術でないとダメージを与えられない。ただ、内部はそれほど頑丈ではないらしい。
知力: 迎撃対象に対して徹底的な攻撃を行うように、予めプログラムされている。
出現数: まず単独である。
出現場所: 古代遺跡、特に重要施設の近くに陣取っている。
行動: 動くことは殆どないが、射程距離内に入った攻撃対象を遠距離からミサイルで攻撃して来る。攻撃対象かどうかは命令でのみ識別する為、一旦攻撃対象とされれば回避する術はない。遠距離からの攻撃が主体なので、近付き過ぎないうちに逃げた方が賢明だろう。
所持財宝: 不明
召喚魔術の
通称:
不明
召喚魔術の
効果:
不明
解説: MGK-1100DRG同様、重要地域の警護と侵入者の抹殺の為に創られたらしい、亀を象った重装備の迎撃兵器である。最初から遠距離攻撃を想定して創られたのか、目標に対して正確に発射されるミサイルの破壊力は周辺施設の損傷を度外視しているような節が見受けられる。ミサイルでも殲滅できない場合は巨大な光子砲が放射されるが、通常の装備で底まで持ち堪えることはまず不可能である。
ローウォー(lorwar)
生命力: 970〜1000
武器: 口の牙は食物を咀嚼する程度にしか使えない。
攻撃力: 120〜150
防具: 生身であり、防御力は非常に低い。
防御力: 10〜30程度といえる。
移動力: 100〜120。
属性:
魔術: 結界に似た防禦スクリーンを張ることが出来る。
魔術攻撃力: スクリーンの防御力は50000以上。
魔術効果: 本体は魔術に対して無力。しかし、スクリーンは大半の魔術を防ぎ得る。
知力: 種族保存本能が存在するが、防禦本能は格段に高い。
出現数: 必ず5匹が一つのグループとなって行動する。
出現場所: 主にジャングルである。
行動: 性格は非常に大人しい。交戦状態になることはこちらから仕掛けない限り有り得ないといって良い。
所持財宝: 期待出来るものは何一つ持っていない。
召喚魔術の
通称:
レッド・ペンタゴン
召喚魔術の
効果:
強力な物理、魔術防禦。数値にすると300000以上。
解説: 魔物の強さの格差は非常に大きく、弱いものは必然的に群れを形成するようだ。この魔物も肉体の攻撃、防禦共に見るべきものはなく、5匹が群れを成して行動している。特筆すべきはその赤い半透明の防禦スクリーンで、単体でも一方向のみだがかなり強力な防禦となり、5匹を揃えると四角錐の強固な防禦壁を形成する。特徴のないその30セーム程の肉体の何処にその防禦スクリーン生成能力が秘められているのか、現在魔術師らが研究を重ねている。
MGK-880AG
生命力: 300000
武器: 背中に大量装備した多弾頭ミサイル、口腔内部に装備された光子砲。
攻撃力: 220000以上。
防具: MGKシリーズに類に洩れず、強固な未知の金属に覆われている。
防御力: 165000。関節部分で143000。
移動力: 5。殆ど動かないようだ。
属性:
魔術: 幸いなことに、ない。
魔術攻撃力: 0
魔術効果: やはり、相当強力な魔術でしか効果は期待出来ないだろう。
知力: 侵入者に対する徹底攻撃がプログラムされている。
出現数: 単独と考えて良い。
出現場所: 古代遺跡における重要施設の直前に居るようだ。
行動: 殆ど動かないが、侵入者と認識するや否や、多弾頭ミサイルを雨のように降らせて来る。これをどうにか回避できても、光子砲の強烈な一撃が控えている。
所持財宝: 不明
召喚魔術の
通称:
不明
召喚魔術の
効果:
不明
解説: 鰐を象ったこの兵器もMGKを冠するものであるため、侵入者抹殺の為には周辺の破壊をも厭わぬその攻撃力や、剣や槍など木切れにもならない強固な金属の肉体は冒険者にとって驚異以外の何物でもない。ただ、攻撃パターンはMGK-505TLとほぼ同一なので、攻撃さえ避けられれば光子砲を発射するまでのタイムラグで倒すことも不可能ではないだろう。もっとも、鎧をいくら着込んでもミサイルで粉々にされることくらいは念頭に置いておいた方が良いだろう。
BAGUS
生命力: 500000
武器: 金属とは思えない動きを見せる巨大な触手。その先からは電撃も発する。
攻撃力: 触手の攻撃力は300000はある。
防具: 強固な未知の金属で出来ている。CPU格納場所に限り、強化ガラス製のドームで覆われている
防御力: 金属部分は220000以上。強化ガラス部分は30000程度だが、触手で防禦される。
移動力: 本体に移動能力はないが、触手を振り回す速度は70に相当する。
属性:
魔術: 触手の先から放つ電撃は魔術とみなして良いだろう。
魔術攻撃力: 電撃の威力は50000程度。
魔術効果: 金属部分は非常に耐性が高いが、強化ガラスのドームは比較的有効のようだ。
知力: 生命体を思わせるCPUは、高速の処理能力に加えて非常に高度な人工知能が組み込まれているようだ。
出現数: 必ず単独。
出現場所: 古代遺跡の重要施設最深部に逸することが多い。
行動: 本体に移動能力はないが、IGやMGKの型番を持つ迎撃・抹殺兵器を全て管理下においている上に、一端的と認識した対象は必ず抹殺しようと攻撃を繰り出して来る。その触手の前には人間の肉体など豆腐同然である。
所持財宝: 不明
召喚魔術の
通称:
不明
召喚魔術の
効果:
不明
解説: 古代文明における重要施設全てを掌握する管理システム。それはこの巨大ないそぎんちゃくの頂上に置かれた脳のようなCPUで制御されている。いそぎんちゃくは本体ではなく、あくまでもCPUの最終防衛システムであり、その攻撃、防禦はMGKシリーズを凌駕する。また、高度な人工知能を有する為、状況をリアルタイムで分析して最善の対策を講じて来る。古代文明はこれら創造物が人間の手から離れたことで崩壊の時を迎えることになったのだろうか。
オーディン(Odhinn)
生命力: 300000
武器: 絶対に的を外すことがない槍、グングニルを持つ
攻撃力: 275000
防具: 魔術を込められた全身鎧を着込んでいる。
防御力: 220000。魔術を込められた武器でないと、かすり傷一つ付けられない。
移動力: 100
属性:
魔術: 知識として持ってはいるが、使うことはないようだ。
魔術攻撃力: 不明
魔術効果: 魔術の込められた鎧は、殆どの魔法の威力を低減する。
知力: 人間を凌駕する高い知力を有する。
出現数: 必ず単独。
出現場所: 所定の手順で召喚する必要がある。
行動: 決して好戦的ではない。しかし、一度戦いを挑まれれば、相手を仕留めるまでグングニルを投げつけてくる。グングニルは投げつけた後必ずオーディンの元に戻るので、グングニルを奪うことによる攻撃阻止は絶対不可能である。よって、余程腕に自信がない限り戦わない方が賢明と言える。
所持財宝: グングニルはオーディンの元から離れることはない。
召喚魔術の
通称:
グングニル
召喚魔術の
効果:
200000以上の物理ダメージ。
解説: 8本足の馬スレイプニルに跨り、等身大の槍を持った騎士の姿をしたオーディンは、一説によると、「大戦」以前の世界で語り伝えられて来た神話の神の一人であると言う。それを証明するかのように、召還では必ず単独であり、しかも、自ら戦いを仕掛けることはない。この高貴とも言える騎士は攻撃、防御共非常に高く、召還魔術として使えるなら絶大な威力を発揮することは間違いない。しかしそれは同時に、それだけの力量を要求されるということでもある。付け焼刃で挑めば、たちまちグングニルで心臓か頭を貫かれるのがオチだろう。
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