雨上がりの午後
Chapter 165 雪里初日の夕食で
written by Moonstone
日が暮れてから帰路に着いて、宿で待つこと少し。渉を皮切りに勝平、耕次が帰って来た。
だが、集合時間の18:00を過ぎても宏一が帰って来ない。既に外は真っ暗だ。迷った、なんてことはないと思うが・・・。
「やっぱり宏一は遅刻か。こういう予想は簡単に当てられる。」
耕次が溜息混じりに言う。渉がやはり溜息混じりに携帯を取り出してボタンを操作して耳に当てる。
「着信音が聞こえるかどうかも微妙だな。」
渉の言うことを否定出来ないのが悲しいと言うか何と言うか・・・。
スキー、否、ナンパに熱中していて、まだスキー場に居る可能性がある、否、その可能性が高い。
「宏一さん、道に迷ってるんじゃ・・・。」
「それが、宏一の場合はそうじゃない可能性の方が高いんだ。」
「祐司の言うとおりなんだよ。・・・あ、晶子さん、で良い?」
「はい。」
「宏一は物凄い女好きでね。道に迷ってるかどうかの心配をするより、女を追い掛け回して約束の時間忘れてる心配をした方が良いんだよ。」
耕次の説明どおりだ。宏一のことだ。滑ってる時間より女口説く時間を多く取ってるに違いない。
「・・・あ、宏一。渉だ。もう集合時間過ぎてるぞ。今何処に居るんだ?・・・何?まだスキー場?」
渉の確認の問いかけに、晶子以外の俺を含めた全員が溜息を吐く。予想は的中したようだ。今回も。
「早く帰って来い。・・・って、切れやがった。」
「底引き網漁か。」
「真っ最中だそうだ。」
耕次と渉の短いやり取りで、大方の状況を把握出来てしまう。
スキー場でナンパの真っ最中に渉から「割り込み」の電話が入って、今取り込み中、とか何とか言って素早く切ったんだろう。
こうなるともう待つしかない。口説き落として夜の街に繰り出す、という算段なんだろう。
昼に出会った子ども達も、若いのは昼はスキーで夜は遊ぶ、って言ってたから、そういうパターンを目にする機会が多いんだろう。
「どうする?夕食時間は確か・・・18:00から20:00だったよな。」
「待つか?」
「無意味だ。」
俺が切り出した今後の方針に、耕次が提案して渉が即断じる。
高校時代の面子の待ち合わせでよくあったパターンだ。この妙な方程式が今でも通用するのを喜んで良いのかどうか・・・。
「あの・・・。宏一さんが帰って来るまで待ちませんか?終わったら帰って来るかと思うんですけど。」
「そういう希望が簡単に通じる奴じゃないんですよ、これが。」
晶子の提案に渉が渋い表情で答える。悲しいかな、今は渉の答えに同感してしまわざるを得ない数々の「実績」が宏一にはある。
「・・・ここは晶子さんの提案どおりにしてみるとするか。19時まで待っても戻って来なかったら、俺達だけで飯にしよう。」
耕次の提案で、俺達は受付前にあるロビー−こういう宿の場合は何て言うのかよく分からないが−の木の椅子に腰を下ろす。
俺と晶子が並んで座りその向かいに耕次、勝平、渉という座席配置だ。
しかし、当初の方針から一転して宏一を待つことになったのは意外だな・・・。晶子が提案したとは言え、宏一がこういう時に期待どおり戻ってくるとはとても
思えないし、晶子と面子は今日が初対面だ。晶子の提案を受け入れたのは俺と晶子への気遣いだろうか?
「あの・・・。この際と言うと何ですけど、皆さんの名前を教えていただけませんか?」
「あ、これは失礼。そう言えば、俺達は自己紹介がまだだったな。」
耕次はひと呼吸おく。
「俺は本田耕次。バンドのヴォーカルとリーダーをやってた。法学部に在籍してる。」
「俺は和泉勝平。バンドではキーボード担当で、祐司と同じく工学部に在籍してる。」
「俺は須藤渉。ベース担当で、理学部に在籍してます。」
「私からも改めてご挨拶いたします。私は井上晶子。文学部に在籍しています。どうぞよろしくお願いします。」
「あ、こちらこそ。」「これはどうも。」「ご丁寧に。」
耕次、勝平、渉は少し慌てた様子で晶子と会釈を交わす。互いをきちんと知ろうという晶子の姿勢に驚きを持ったようだ。
思えば、偶然出くわした時は兎も角、初対面の時に晶子は自分から名乗ったっけ。
「悪いね。宏一が待たせちまって・・・。」
「いえ。それより、こちらこそ不躾なお願いを快諾していただいて、恐縮です。」
「と、とんでもない。」
耕次が珍しく対応に苦慮している。
高校時代、それぞれ癖のある面子を約3年間束ねたのは耕次だし、客とのコミュニケーションをとったり盛り上げたりするのも耕次だった。
それに、会場−学校の視聴覚室や体育館−に怒鳴り込んで来た生活指導の教師との応酬の先頭に立ったのも耕次だ。
誰もが認める対人間の手腕を持つ耕次も、晶子のようなタイプは初めてなんだろう。
「何ともはや・・・。今時晶子さんのような女性は、少なくとも俺達と同年代ではまずお目にかかれないから、どうやって応対すれば良いのやら・・・。」
「皆さんが祐司さんとお話しする時と同じで結構ですよ。」
「安心した、って言って良いのかな。こういう場合・・・。」
耕次は苦笑いしながら頭を掻く。やっぱり晶子みたいなタイプには「免疫」がなくて、流石の耕次も対応し難いようだ。
俺は今まで疑問に思ったことがなかったんだが、こういうところが、智一曰く「深窓のお嬢様」をイメージさせるんだろう。
「いやー、待たせて悪いな!」
脳天気とも言うに相応しい声が聞こえる。声の方を見ると、スキー用具を肩に担いだ宏一がにこやかに手を振ってる。
まったく反省している様子がないのも変わってない。変わってないと言うべきか進歩がないと言うべきか・・・。
「女子大生4人組と今晩9時から飲み会だぜ!って、どうしたんだ?怖い顔して。」
「宏一。お前、何考えてやがる。集合時間は18:00と決めただろうが。」
面子を代表して眉を吊り上げた渉が言う。
反省するどころか、自分が決めた飲み会のスケジュールを宣言するとは・・・。俺は呆れて何も言えない。
元々時間に五月蝿い渉でなくても、何考えてるんだ、と思わざるを得ない。
「悪い悪い。美人女子大生との飲み会が詫び料ってことで。」
「お前なあ・・・!」
「渉。こういう時の宏一には何を言っても無駄だ。」
怒りを爆発させそうになった渉を耕次が制する。渉は溜まった怒りを深い溜息に替える。
宏一の性格が分かっているから、そうせざるを得ないんだろう。渉が気の毒でならない。
「飯にするぞ。場所は食堂だったな。宏一、ひとまず道具片付けて来い。話はそれからだ。」
「了解!」
1人だけことの重大性を理解していない宏一は、ナンパした女子大生との飲み会が今から楽しみなのか、軽い足取りで階段へ向かう。
良く言えばマイペース、悪く言えば自分のことしか頭にない宏一に初日から振り回されてる。
このままだと幾ら気心知れた面子とは言え、不穏な空気が濃くなる可能性は高い。かと言って、宏一が反省するとは思えないし・・・。
少しして宏一が戻って来る。やっぱり反省している様子はない。
このままだと険悪な雰囲気の中で晩飯を食うことになる。出来ればそれは避けたいんだが・・・。
「さあて!飲み会の前に腹ごしらえと行くか!」
「その前に宏一さんにお話しなければならないことがあります。」
口火を切ったのは渉でも耕次でもなく、晶子だった。何時になく表情が厳しい。宏一も予想外らしく、当惑している様子が露だ。
晶子はすっと席を立って宏一に歩み寄る。宏一は180cmある長身だが、迫力では晶子がはるかに勝っている。
「宏一さんがスキー場で何をされていたのかは問いません。ですが、出発前に宏一さんを含めた皆さんで此処に18:00集合と取り決めた筈です。
宏一さん1人だけならまだしも、祐司さんの他、同じくスキー場に行かれた本田さん、和泉さん、須藤さんは集合時刻までにきちんと此処に戻って来られて、
今まで待っておられました。不慮の事故などやむを得ない場合は別ですが、そうでない限りは集団で行動しているのですから、最低限の約束や取り決めは
守るべきではないでしょうか?」
「・・・あ、はい。」
「観光地ですから楽しむのは自然なことです。ですがどんな場合であっても、約束や取り決めは、たとえ口頭であってもその重みは変わりません。宏一さんの
帰りを待っていた皆さんのことを考慮して行動すべきだと思いますが、いかがでしょうか?」
「・・・はい。そのとおりです。すんません。」
晶子に諭された宏一は、神妙な顔ですんなり頭を下げる。怒鳴ったり押し付けたりしない分、説得力がある。流石の宏一も反省したらしい。
「宏一。祐司の嫁さん、晶子さんに感謝するんだな。お前の帰りを待とうって言ったのは、他ならぬ晶子さんなんだぞ。」
「え?そうなのか?」
「ああ。晶子さんに免じて今回は見逃してやる。2度目はないと思え。」
「りょ、了解。皆、悪かった。」
「分かれば良し。じゃ、食堂へ行くか。」
宏一に釘を刺した耕次を先頭に食堂へ向かう。宏一は相当反省しているらしく、嘘のように大人しい。晶子の説教が相当堪えたようだ。
歩いていた俺の肩がポンと叩かれる。手の主は、それまで沈黙を保っていた勝平だ。
「祐司。晶子さん、物腰は柔らかいが、芯はしっかりしてるな。」
「ああ。確かに。」
「大事にしてやれよ。」
勝平の小声での忠告に俺は頷く。
晶子はおっとりしているが、筋を通すべきところは通すし、ここぞという時には頑として譲らないところがある。
しっかりものの妻を持つ男として、今度俺が前面に出る時があれば、その時は晶子が俺のことを自慢出来るように毅然とした態度を示さないといけない。
夕食の舞台となる食堂はかなり広い。畳に一定の間隔で4人用と8人用の机が並んでいて座布団が敷かれている。
他の宿泊客が夕食を食べていて、その間を従業員らしい人達が動き回っている。6人組の俺達は、やや奥まったところに空いていた8人用の机に座る。
入り口に近い方、仕切り板に近い方から宏一、俺、晶子。その向かい側にやはり仕切り板に近い方から耕次、勝平、渉という配置だ。
程なく従業員がやって来て、人数分のお絞りとお茶の入った小ぶりの湯のみを置いて、少々お待ちください、と言って去っていく。
夕食のメニューは決まっているようだ。
まあ、その方があれこれ選ばなくても良いし、その間従業員を待たせる必要もないから、丁度良いだろう。
少しして1品ずつ料理が運ばれて来る。内陸部ということで魚関係はない。
季節ものの野菜料理、地元産だという牛肉料理、そしてお手頃サイズと言うのか、料理屋でよくある小さめのコンロに乗った湯豆腐、そしてご飯と味噌汁、
というかなり豪華なメニューだ。
朝食も恐らく此処でだろうが、朝夕込み1泊7000円というのは、破格だと思う。
今はシーズンだろうからそういう時は1泊10000円以上かかっても不思議じゃないんだが。
「夕食が終わったら、居酒屋『鉢郷(はちさと)』で美人女子大生4人組と飲み会だからな。楽しみにしておけよ?」
「ったく、そういう方向には熱心だな・・・。」
「やっぱり、スキーと言えば熱い恋の始まりに相応しいシチュエーションだろ?」
耕次の突込みにも宏一はまったく意に介さない。
晶子の説教で遅刻は申し訳なかった、と謝罪したが、自分がセッティングした女子大生との飲み会に向けて、早くも意気込んでいる。
女好きな宏一らしいと言えばらしいが・・・。
「祐司と晶子さんも行くか?」
「良いのか?」
「まあ、二人きりで熱い時間を過ごしたいって言うなら話は別だけどな。」
宏一は暗に俺と晶子も飲み会に出席しろ、と言っている。部屋で寛いで居たいという気もするが、折角集まった仲間と共に飲んで食べて話すのも楽しそうだ。
「晶子はどうする?」
「私もよろしければご一緒させてください。」
「よーし!これで男5人女5人で数はぴったりだな!もっとも祐司と嫁さんは別だが。」
「妻が居るのに他の女に目移りするほど、俺の腰は軽くない。」
「祐司さん・・・。」
晶子は嬉しそうな笑顔を浮かべる。こういう時、男は悲しいかな、他の女に目が行きがちだ。
俺には昌子という最高のパートナーが居る。仮に相手が迫って来たとしても、「俺には妻が居るから」ときっぱり断る。それが夫として当然の態度だ。
そもそも、あっちもこっちも、なんて芸当は少なくとも俺には出来ない。
「宏一。何でまた女子大生と飲み会にまで漕ぎ着けたんだ?」
「祐司以外はフリーだろ?だからこの際、美人女子大生と良い関係になることを目標にして気合入れておくべきだと思ってな。」
「女引っ掛けるのはお前の得意技だから良いが、どんなタイプだ?」
「今時のタイプの一極だ。男の学歴や将来性で選り好みする、な。だから落とすにはもってこいのタイプだ。」
勝平の疑問に宏一は少し皮肉を交えて答える。
不景気というご時世もあるんだろうが、女はジェンダーフリーとか言う一方でいざとなったら将来安泰且つ優雅な生活が期待出来る男を捕まえて結婚、収入は
夫任せで自分はエステだのカルチャースクールだのに走る、というパターンは未だ健在だ。
宏一はナンパのやり取りで女の性格を掴んで、飲み会のセッティングを整えたんだろう。
俺達バンドの面子は全員、所謂有名大学に在籍している。
耕次は公務員試験の準備の一方で司法書士試験、司法試験合格を目指している。耕次の頭脳なら実現出来る可能性は高い。
勝平は卒業後一般企業に就職して10年程度実務経験を積んでから、父親が経営している工場の後継者となる。中規模とは言えこの不景気の中で着実に業績を
伸ばしているらしいし、「社長夫人」という勲章が手に入るとあれば、その手の女は放っておかないだろう。
理学部の渉は面子の中でも耕次と並ぶ頭脳派で、大学院に進学して企業の研究職を視野に入れている。地味だが自分の仕事は着実にこなす堅実さは、
面子も一目置くところだ。男前でクールな物言いという組み合わせは、興味をそそられるだろう。
宏一は経済学部。普段はお調子者で女好きというどうしようもない奴だが、実は結構知的な一面を持つ。経済状況を語らせたら、こいつの右に出るものは居ない。
そして俺は工学部。大学は有名どころだから、女の視線が集まる可能性はある。
だが、俺には晶子という心に決めた相手が居る。相手が俺に色目を使って来ようが、俺には晶子という妻が居る、と毅然と跳ね除ける気構えだ。
それくらい出来ないようじゃ、この先やっていけない。決めるときには決めないとな。
「私は皆さんとご一緒するのは今回が初めてなんですが、飲み会にも参加させていただいてよろしいんでしょうか?」
「ああ、それならOKです、OKです。フリーの男4人と女4人は良いから、晶子さんと祐司は悠然と飲んでいてください。話を振られたら、そっちの方の対処は
頼むぞ?祐司。」
「ああ。勿論だ。」
俺は女と知り合いになるために来たんじゃないから、面子と宏一に引っ掛けられた女とのやり取りを眺めていれば良いだろう。
男女5人ずつの中で1組だけ会話の輪に入らないで傍観してる、っていうのは想像してみると少し奇妙だが、口の上手さでは少なくともこの面子の中では
誰にも引けを取らない宏一をはじめ、誰が誰とくっつくかを見るのも、それはそれで結構面白いかもしれない。こういうのを「好奇心」って言うんだろうか?
・・・「覗き見」と言った方が良いのかもしれない。
「そう言えば宏一。お前、晶子さんに自己紹介してないだろ。謝罪がてらやっておけ。」
「あ、そういえば・・・。んじゃ、祐司。ちょっと前、悪い。」
耕次に晶子への自己紹介を促された宏一の依頼で、俺は豆腐を口に入れてから少し後ろに下がる。これで、晶子と宏一が顔を見合わせられるようになる。
「俺は則竹宏一。バンドじゃドラムやってまして、今は経済学部に居ます。よろしく。」
「では改めて私からも。私は井上晶子。文学部に在籍しています。どうぞよろしくお願いします。」
「あ、どうも、こちらこそ。」
夕食前に、遅刻と他の面子を無視した言動に関して晶子に説教を食らったことが影響しているのか、宏一は随分低姿勢だ。
俺が知る限り、女に対して宏一がこんな態度を見せるのは初めてだ。
流石の宏一も、まさかあの場で、しかも今日が初対面の晶子に説教されるとは思わなかったんだろう。
「何だ宏一。お前らしくない低姿勢だな。」
「いや、ちょっとな・・・。」
「宏一には1人くらい天敵が居た方が、丁度良い。」
勝平の突っ込みに言葉を濁した宏一に対し、渉が普段の口調でとどめを刺す。
宏一のやりたい放題そのものの行動に一番腹を立てていた渉としては、宏一が晶子に一本取られたことが小気味良いんだろう。
自己紹介は終了したものとみなして、俺は体勢を元に戻す。
運ばれて来る料理は、安っぽさを感じさせない適度な量だ。1泊7000円でこれだけのものが食べられるのは、本当に破格だと思う。
実家が自営業の俺としては、1泊7000円で経営を続けられるのか、と疑問に思う。
・・・まあ、この場でそんな湿っぽい話をするのも気が引けるし、「得した」って気分を感じるに留めておいた方が良いな。
「でもさ、晶子さん。幾ら俺達が祐司と高校時代からの付き合いとは言っても、男5人の中に女1人で居るのって、結構心細くない?」
「いえ、全然。それより、初対面の私を皆さんの同窓会とも言うべき今回の旅行に加えていただいて嬉しいです。」
「あ、こっちは1人足りないからどうしようか、って言ってたところだったし、喜んでもらえるとは光栄だな・・・。」
晶子の明快な答えを受けて、尋ねた勝平はかなり当惑している様子だ。やっぱりこちらも晶子みたいなタイプには免疫がないらしい。
よく考えれば、この面子の中で女付き合いが一番限定されていた−当時宮城と付き合っていたから俺としては当たり前だが−俺が、出会ってから今まで
違和感を覚えることなく接して来られたのは、ある意味奇跡だな。
「宏一がセッティングした飲み会の前に晶子さんと話してると、飲み会の相手が霞んじまいそうだな。」
「あり得る。」
耕次の推測に、渉が同調する。
先の宏一の話からも、宏一が引っ掛けた女子大生は、寄生に手頃な男を見つけて将来安泰且つ優雅に過ごすことを目論んでいるタイプだと分かっている。
そうなると、晶子とはかなりギャップが生じる可能性がある。だがらって、晶子にシフトされるわけには行かないが。
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