Saint Guardians

Scene 1 Act3-3 解放-Liberation- 饗宴の中で(1)〜浮上する疑惑〜

written by Moonstone

 脱出した住人の知らせによって町の人々が一斉に蜂起した。住人達は、本部施設で放心状態で座り込んでいた幹部連中や武器を捨てて隠れていた
兵士達の残党、そして忠誠を誓っていた密告者達を根こそぎ捕らえ、自分達を押し込めていた牢屋に叩き込んだ。
来る日はないと諦めかけてさえいた国家特別警察からの解放の日が、突然訪れた。町は抑圧から解放された喜びで沸き返る。解放された住人達は家族や
恋人、友人達と抱き合い、再会を喜び合う。
 同時に、国家特別警察の支配によってがたがたになった町の再建が始まった。自警団が再結成され、町役場にも職員が戻って来た。商店街は営業を
再開し、農民は畑に向かう。子ども達の歓声が聞こえ、愛を育む恋人達の姿が見られるあの平穏な、そして貴重な日常の光景が戻って来た。
 そんな中、テルサ解放の立役者となったアレン、フィリア、ドルフィンの三人は、教会の一室に仮設された町役場に呼び出されていた。町役場は夥しい
死体の処理のため、暫く使えない状況である。解放されて間もない町長と職務を遂行できる職員が、総立ちと拍手で3人を出迎える。町長が満面の笑顔で
切り出す。

「今回の解放における皆さんの勇気と行動に、住民を代表して感謝したい。国家特別警察の抑圧から解放されたお陰で、住民の顔にも笑顔が戻りました。
この功績には十分な報酬を用意したいのですが。」

 町長が切り出すと、3人は揃って首を横に振る。

「何故?」
「英雄扱いしてもらう必要はない。それだけだ。」

 ドルフィンが代表して答える。

「それよりやることは山積みだ。今後、尻尾巻いて逃げた長官の報告で首都から大規模な鎮圧軍が投入される可能性が高い。それに備えて町の防備を
固めたり、自警団の戦力を根本的に見直したり、考えられる全ての対策を取っておくことだ。そのために報酬の為の資金を使うことだ。二度とこんな目に
遭いたくなけりゃな。」
「・・・もっともなことです。早速実行に移しましょう。皆さんにはできることならこの町に残って頂いて、我々の先頭に立ってもらいたいのですが。」
「生憎だがそれはできん。俺にはアレンとの約束を守る責務がある。父親を救出するために協力するっていう約束をな。」

 それまでただ一人その場で晴れない表情だったアレンの表情が、ぱっと明るくなる。
アレンが最上階に駆けつけた時には既に、ジルムを乗せたワイバーンは飛び去った後だった。それを聞かされたアレンは相当のショックを受けた。
ようやく会えると思っていたのにあと一歩間に合わず、父親との距離が更に大きくなったのだ。アレンの落胆ぶりは容易に分かるというものである。

「ドルフィン・・・。」
「言っただろう?俺はお前に協力するってな。一度約束した以上、最後まで付き合わさせてもらうぜ。」

 アレンはドルフィンの義理堅さに深い感動を覚える。厳しさもあるが、押し付けや偽善でない本当の優しさ、人間らしさがひしひしと伝わって来る。

「そう言えば・・・アレン君。君のお父さんのジルム殿が生き残った長官に首都に連行されたんだったね。」
「はい・・・。」
「兵士達がジルム殿を地下牢で拷問にかけていた時、頻りに尋問していたよ。」

 アレンは身を乗り出す。

「な、何をですか?!」
「剣は何処だ、と・・・。尋問していたのはその一点だけだった。だが、ジルム殿は非常に口が堅く、兵士はひどく手を焼いていた。昨日の夜だよ。
ジルム殿を兵士達が地下牢から連れ出したのは。」
「剣・・・?」

 アレンは腰に帯びる愛用の剣を見る。15歳の誕生日にジルムからプレゼントされたその剣が、何故ジルムが連行される原因になるのだろうか。
確かに、鍛冶屋でも材質が分からない、決して刃こぼれを起こさない不思議な剣を何処で手に入れたのかという疑問は、ジルムが不可思議な言動を
取った日の夜に沸き上がってはいた。ジルムが連行されるのは国王直々の勅命だ、とジルムを連行する際に兵士は言っていた。ということは、国王は
この剣を狙っているのだろうか。

「あの腐れ野郎が自分が逃げる時にわざわざ鎖に括り付けて連れ出したんだ。余程の重要人物なんだろう。恐らくとんずらしたあの野郎は、俺を相手に
して拠点を守り切れるなんて端から思ってやしなかった筈だ。だから、俺が突きつけた退去期限の前日に、お前の父親を引っ張り出して自分だけ逃げ出す
準備を整えておいたってわけだ。」
「じゃあ、俺達と戦って死んだ兵士達は、何のために死んだんだよ。」
「奴等は命令通りに動かされただけだ。奴等は国王やあの長官の捨て石でしかなかったのさ。」
「そ、そんな・・・。」

 アレンは胸を掻き毟られるような罪悪感に襲われる。そして、戦いの前にドルフィンが言った言葉を改めて嫌というほど思い知らされる。

「少なくともアレン、お前が捕まって連行されてくるまでは父親は殺されることはない。重要なことを知っている人物を殺してしまっては話にならんからな。
だが、あまりもたもたしていると痺れを切らしかねない。吐かせる為にはどんな激烈な拷問も辞さないだろう。生命の危険も考えると、一刻も早く奪還する
必要がある。」
「ド、ドルフィン殿、もしや・・・、首都に?」
「勿論だ。障害は乗り越えなけりゃなるまい。」

 町長は勿論、その場にいた職員は愕然となる。一人の人物の救出の為に、敵の中枢部に乗り込もうと言うのだから驚いて当然である。

「む、無茶です!この辺境の田舎町にも相当数の重装備の兵士達が送り込まれたのです。首都の軍勢の規模はこことは比べ物になりますまい!」
「あんな雑魚が何千人何万人固まってきても、俺の敵じゃねえ。邪魔するなら老若男女問わず皆殺しにするまでだ。」

 ドルフィンの瞳が鋭く光る。その言葉の節々には、絶大な実力に裏打ちされた自信が感じられる。

「・・・貴方が言うと、単なる妄想とは思えないから不思議だ。」
「勿論妄想じゃない。これは計画だ。」
「この町と我々の生活は、我々住民自身で守り抜きます。もう奴等の手による抑圧の日々は御免ですからな。」

 町長の力強い言葉に、3人は頷く。

「あともう一つ。見張りの兵士達が話していたことですが、何でも、ミルマ近郊のハーデード13)山脈で、鉄鉱石の採掘が中止され、労働者が強制退去
させられたそうです。」
「ミルマで?」
「ええ。そこに政治犯が連行され、強制労働に駆り出されているそうです。」

 ミルマとはレクス王国最大の都市であり、工業、経済、文化の中心地として飛躍的な発展を遂げている。人口も辺境の田舎町のテルサとは比較にならず、
首都であるナルビアをはるかに凌駕する規模を誇る。その大きな要因は町の東に連なるハーデード山脈から産出する豊富な鉄鉱石で、それを利用した
鉄鋼業は世界でも指折りの規模を誇り、王国の中心産業として貴重な外貨獲得源になっている。

「あそこの鉱石の採掘を中止するということは町の、否、国全体の死活問題に繋がりかねません。
なのに採掘を中止するとは、一体国王は何を考えておるのか・・・?」
「どっちにせよミルマを通過しないとナルビアには行けん。やれやれ、折角久しぶりに帰るってのに寛げそうにもねえな。」
「え?帰るって?」
「そうか、言ってなかったか。俺はミルマのと或る家に厄介になってる、早い話が居候だ。」

 ドルフィンはアレンの疑問に答える。

「事はかなり急を要するようだ。明日早くにはここを出るぞ。」
「う、うん。」

 アレンは頷く。
ドルフィンの気持ちは早くもナルビアとミルマに向いている。アレンは、重装備の多数の兵士をものともしない比類無きパワーを誇るドルフィンという
強力無比な協力者を得たことを心強く感じていたが、二つの不安が脳裏にこびり付いているのを感じる。
 一つは勿論、マリアスに連れ去られた父ジルムの身の安全である。重要なことを知っているとは言え、拷問にも口を割らないと痺れを切らして殺してしまう
こともないとは言い切れない。それまでに恐らく迎撃態勢に出るであろう国家特別警察を避けつつナルビアに辿り着けるのか、辿り着いたところでどうやって
救出するのか、不安を感じないはずはない。
 もう一つはフィリアのことである。アレンは当然ドルフィンと共にナルビアを目指すのだが、フィリアが連れて行けと言い出す可能性は大きい。
アレンとしては、今後どんな危険が降りかかるかもしれない危険な旅にフィリアを連れて行きたくはないのだが、危険だから来るなと言ったところで納得する
ような性格とはとても思えない。どうやって説得するか、連れて行くなら自分が守り切れるのか、アレンには思案に事欠かない不安材料である。
 その後、アレンとフィリアは町の解放を祝う祝宴に参加した。当然のことながら、町を抑圧から救った英雄として大歓迎を受けた。町の解放を祝うかの
ような、柔らかい日差しに照らされた中央広場は大宴会場となっていた。
 カーム酒14)を飲んでほろ酔い気分になったフィリアは、アレンの腕を引っ張って踊りに飛び入りで参加する。アレンは戸惑いながらも、見様見真似で
ステップを踏む。フィリアは酔っているせいもあってか多少の間違いは気にすることなく、軽快にステップを踏む。町の英雄の踊りの輪への参加に、会場は
更に盛り上がる。昼間からこのような宴会騒ぎができるのは感謝祭と新年祭15)くらいなのだが、この日ばかりは特別だ。
 商店街も大感謝祭と称して大売り出しを実施し、非常事態令の間の売り上げの減少を取り戻そうと意気込んでいる。久しぶりの景気の良い話に多くの
住民が押しかけ、活気の或る取り引きがめまぐるしく行われている。再結成された自警団も警備を続けながら交代で祭りに参加していたが、不真面目だと
咎める者はいない。
 一方で、自分達の作った牢屋に叩き込まれた国家特別警察の兵士や幹部連中の生き残り、そして彼らに忠誠を誓った密告者達に対する厳しい取り調べが
始まっていた。国家特別警察結成の理由、各都市への派遣の規模、各都市の情勢などが事細かに追求されていた。これらの追求は、町長の指示で
行われている。町長は、ドルフィンがナルビアに乗り込むと言う話を受け、感謝の意味を込めてできる限りの情報を提供しようと考えたのである。
取り調べには自警団と町役場の職員が当たり、とりわけ事情を良く知っていると思われる幹部連中に対する追求は激烈を極めた。
彼らには取り調べが終了次第、裁判が待っている。招かざる押込み強盗とその幇助者である彼らに言い渡される刑は、誰でも容易に予測できるというものだ。
 教会では拷問によって瀕死の重傷を負わされた人々の治療が行われていた。幸いにも一命は取り留めたということであるが、聖職者達による懸命の治療が
続けられている。ドルフィンは宴会に参加せず、教会の応接室で責任者である大司教と会っていた。

「ドルフィン殿。この私に何用ですか?」
「単刀直入に窺うが、教会は奴等に加担したのか?」

 厳しい表情で問うドルフィンを、大司教は怪訝に思う。

「・・・何故、そのようなことを?」
「俺が本部施設に突入して中にいた兵士達と戦っていた時、アンデッドになっている奴がいた。」
「兵士をアンデッドとする為に我々が加担したのではないか・・・と、そうおっしゃるわけですか?」
「アンデッドは魔術師や聖職者が悪魔と契約して知った方法で作る例が一般的だと言う。ここへ来る前に魔術学校へ行って魔術師達に聞いたが、彼らは
魔術の力を使って反逆する危険があると言って捕らえられていたという話だ。」
「我々は逮捕されることがなかった・・・。それは我々が加担したことへの見返りではないのか、と・・・?」
「そうだ。それが本当だとすれば・・・。」

 ドルフィンは大司教を厳しい表情で見詰める。大司教はしかし、首を横に振って疑惑を否定する。

「我々が逮捕されなかったの理由は、攻撃能力がないからということです。ご存知でしょうが、我々聖職者は直接物理的損害を与える魔術を持って
おりません。それに我々は戒律により他人を傷付けることを厳しく禁じられています。そんな人間が自分達に反旗を翻すことはない。そう思ったのでしょう。」
「では、俺の肝心の質問に対する答えは?」
「一切加担しておりません。そのような要求はありませんでしたし、仮にあったとしても、聖職者の戒律に従い、命を懸けて拒否する覚悟です。」

 聖職者のはっきりした口調に嘘は感じられない。

「そうか・・・。それなら構わない。疑いを掛けて申し訳ない。」
「いいえ。一部の不心得者がアンデッドを作り出すのは事実。そのような疑惑を持たれるのも無理はありますまい。」

 大司教はいきなりかけられた疑惑にも気分を害することなく答える。さすがにこの町の聖職者は勿論、住民の信頼を集めるだけのことはある。

「しかし、一体どのような手段で兵士達をアンデッドとしたのでしょうな?」
「それが一番引っ掛かるんだ。アンデッドはヴァンパイア16)ワイト17)のような高等な奴ならいざ知らず、ゾンビやスケルトン18)といった作られるような奴等は
いかにも死人と分かるような格好をしている。腐っていたり白骨だったりとな。だが、俺に斬られて起き上がってくるまで奴等は確かに生きていた。」
「生者と同様のゾンビ・・・ですか?」
「大司教。貴殿も聖職者の一人としてアンデッドのことを知らぬはずはあるまい。奴等はどうやってあのゾンビを作ったのか、思い当たる節はないか?」

 ドルフィンの疑問に、大司教は暫く考え込んでから答える。

「・・・さあ。そのような形態のゾンビのことなど全く分かりません。ただ・・・。」
「ただ?」
「推測でしかありませんが・・・所謂禁呪文19)ではないと思います。禁呪文は使用が禁止されているとはいえども高等な魔術。生半可な人間が使用すれば
只事では済みますまい。だが、彼らの中に禁呪の使用に耐えうるような上級魔術師はいなかったようです。」
「成る程。もし禁呪を扱えるような魔術師がいれば、俺と戦っている時に魔術で攻めて来る奴がいてもおかしくはないな。」
「それにドルフィン殿のお話を聞く限り、斬られる前は普通の人間で、斬られたら一転してゾンビのようになったそうですが、そのような形態の変化は
魔術では起こり得ないものです。魔術はかけられた瞬間から効力を発揮するので、予約は出来ません。ですから、死といういつ起こるか分からない急激な
変化に対応して効力を発揮するような事はありません。」
「もし、禁呪文だったら、最初からゾンビのように襲って来る筈って訳か・・・。」
「ドルフィン殿。これは推測ですが・・・。」

 大司教は急に険しい表情を浮かべる。

「ある種の薬品や医術で、死んだら即アンデッドとなるようにしたのではないでしょうか?」
「そんな事が出来るのか?」
「・・・そこまでは分かりかねますが、可能性がないとは言えません。」

 二人の間に暫く沈黙が続いた。大司教はドルフィンを見据えたまま、より険しい表情で口を開く。

「もしかすると・・・、ことは王の狂気では済まないかもしれません。」
「どういう事だ?」
「以前から現国王に強権的傾向があったことは事実ですが、どちらかといえば増税とデモの鎮圧に終始していました。それがいきなり国家特別警察なるものを
使った積極的な集権的支配に乗り出し、反乱の恐れがあるものを悉く抑圧するなど、急に周到な計画性が現われています。それまで防衛的行動に終始して
いたものがいきなりこれほどの計画的行動を取るとは考えられません。」
「誰かが後ろで糸を引いているということか?」
「そう考えるのが自然でしょう。強権的支配を望む国王に援助をすると持ち掛ければ、間違いなく受け入れられます。問題のアンデッドを創り出す方法も、
背後の黒幕が入れ知恵をしたとも考えられます。」

 ドルフィンの頭に恐ろしい予感が浮かぶ。
仮に黒幕がアンデッドを創り出す方法を知っていたとすれば、そのような知識が他にないとは言い切れない。国王に更に多くの知識、それも使われては
ならないような禁断の知識を伝授していたとすれば。悪い予想は次々に悪い予想を生むことに拍車を掛ける。ドルフィンは心が深淵の闇に引きずり込まれ
そうな気がする。

「話に聞いたところでは、アレン君の父君を救出するためにナルビアへ向かわれるそうですね。」

 深刻な表情のドルフィンに、大司教が言う。

「なかなか大司教も情報通だな。」
「臨時の町役場がこの中にありますので。しかし・・・何故アレン君の父君は彼らに連行されたのでしょうな?」
「それが分からないんだ。町長の話では剣の在処を頻りに尋問されていたらしいんだが。」
「剣・・・ですか?」
「アンデッドはまだしも、剣を欲しがるのは理解できん。国王め、何を考えてやがるんだ?」
「私にも分かりかねますな・・・。私には無事を祈ることとこれくらいのことしか出来ません。」

 大司教はドルフィンの前に革袋を出して中を見せる。革袋の中には、大小織り交ぜたかなりの量の金貨が入っている。

「これをお持ち下さい。これは教会への寄付金です。1000デルグはありますから少しは旅の助けになると思います。」
「寄付金をこんなことに使っていいのか?」
「教会への寄付金は神に対するもの。それが人の役に立つのであれば、それは神の思し召しというものです。」

 大司教はドルフィンに革袋を差し出す。ドルフィンは少し迷ったが、折角の好意をありがたく受け取ることにする。

「では、ありがたく頂戴する。」
「皆さんに神の祝福があらんことを・・・。」

 大司教は両手を胸の前で組んで祈る・・・。

用語解説 −Explanation of terms−

13)ハーデード:フリシェ語で「天頂」の意味。

14)カーム酒:砂糖黍から作られる甘口の酒。アルコール分は3%以下と弱めで甘くて飲みやすい。

15)新年祭:キャミール教の年間行事の一つで、新年の到来と一年の無事を祈念する祭り。

16)ヴァンパイア:ドラキュラや吸血鬼と言う名称でお馴染みの魔物。死体である上に高等な魔物である為、氷系や雷系以外の魔術は殆ど効果がない。
ヴァンパイアに血を吸われるとヴァンパイアになると言うのは有名な話だが、自ら魔術などでヴァンパイアになった者は、より強力である。


17)ワイト:王や貴族の死体に悪魔が乗り移った暗黒属性魔物で、非常に知能が高いが性格は極めて冷酷で残忍。強力な魔術を身につけている者が多く、
魔術に対する耐性も高い。非常に強力な魔物であり、並みの人間では歯が立たない。


18)スケルトン:RPGでお馴染みの白骨の魔物。白骨に意志を封入することで作られる。それほど強くはないがバラバラにされても再び骨格を再構成する為、
完全に倒すには焼き払うのが一番である。暗黒属性で見た目のとおり死体であるため、生命体に影響する魔法は一切効果がない。


19)禁呪文:あまりにも簡単で強力すぎる、或いは生命を冒涜するような魔術は魔術書から恣意的に削除される。これらの魔術を総合して禁呪文
(Forbitten Magic)と呼ぶ。一般には到底知られるはずはないが、悪魔と契約したり、研究中に偶然その存在が発見されることがある。勿論、アンデッドを
作るような魔術は禁呪文である。


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