本号のトピックス
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★ページ横断企画が開催/芸術創造センターからは第3SSグループが作品を出展
★Web拍手の自サーバ移転時期を4月末に延期/複数行メッセージに対応を目指す
★短期連載企画「考察・ページ表示の軽重/ブロードバンド普及の現在ネット事情から」第5回
★作品投稿について/PAC運営委員会
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★ページ横断企画が開催/芸術創造センターからは第3SSグループが作品を出展
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多数の作品出展で賑わうページ横断企画の1つ「光哀の日」が、2007年3月21日から開催されました。今年で3回目を数えます。Moonstone Studio芸術創造センターからは、「光哀の日」参加がグループ創立・活動開始のきっかけとなった二次創作部門第3SSグループが作品を出展しています。
ページ横断企画は、コナンジャンルでは語呂合わせと(「光哀の日」も3(み)2(つ)1(あい)の語呂合わせです)カップリングが主な開催基準とされることが多いため、年間多数開催されています。Moonstone Studio芸術創造センターが参加出来る機会は、作品制作のスケジュールもあって限られているのが現状ですが、出来るだけ複数回の参加を目指しています。
「光哀の日」はMoonstone Studio芸術創造センターのTOPページ最上段に設置してあるリンクからご覧いただけます。開催は2007年4月10日までです。協賛リンク数だけでも57(3月28日現在)を数えるコナンジャンルの一大ページ横断企画に、皆様どうぞご覧ください。(二次創作部門第3SSグループ/芸術創造センター運営委員会)
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★Web拍手の自サーバ移転時期を4月末に延期/複数行メッセージに対応を目指す
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Moonstone Studio芸術創造センターではWeb拍手の自サーバへの移転時期を3月末に予定していましたが、それを2007年4月末に延期することにしました。セキュリティ対策の他、高機能化を行うためです。
目的とする高機能化は、現在のWeb拍手が備えていない複数行メッセージへの対応です。メールフォームにハンドルネームとメールアドレスの記載欄がない形式をご想像ください。複数行の文字列送信は、現在のWeb拍手1行では複数回拍手する(送信する)必要があります。この手間を省略するため、複数行メッセージへの対応を考案しました。これに伴いセキュリティ対策を更に検証する必要が生じたため移転予定時期としていた3月末では間に合わないと判断し、1ヶ月延期することとしました。
現在のWeb拍手でも管理者側としては機能は必要十分ですが、Web技術向上を兼ねてより使いやすい機能の実現を目指したいと思います。自サーバ移転までは現在のWeb拍手をご利用ください。(Web技術チーム)
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★短期連載企画「考察・ページ表示の軽重/ブロードバンド普及の現在ネット事情から」第5回
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前回までで、1つのWebページがブラウザに表示されるには、実はURLに入力したHTMLファイルだけでなく複数のファイルを読み込む必要があり、その中には見た目小型でも容量は相当量のテキストを軽く凌駕するイメージファイルも含まれることがお分かりいただけたかと思います。話は徐々に核心に入っていきます。(主幹Moonstone/Web技術チーム)
一般に「ブロードバンド」と言っても速度は大きく異なり、通信局からの距離や回線の種類(光ファイバー、ケーブルTV、電話回線など)で左右されるベストエフォートなので、「高速」の境界線は明確ではありません。ですが、慣例からベストエフォートが1Mbps(bps=bits per secondの略で1秒あたりの送信ビット数)以上の光ファイバー(Bフレッツなどの名称)、ケーブルTV、ADSLを使用していれば「高速」=「ブロードバンド」と考えて良いでしょう。以降はこの前提条件の下で話を進めます。
1Mbps以上のブロードバンド環境では、1秒当たりの通信容量は1Mbit=約128kB(1M=10の6乗を1.024×10の3乗として1バイト(1B)=8bitで算出)以上ですが、ブロードバンドに対して定義される「ナローバンド」は1秒当たり56kbpsがベストエフォートですから、1秒当たりの通信容量は7kB。単純計算で128/8=16倍以上の差があるこの通信速度の違いは、URLに入力したHTMLファイルと付随するイメージを含むファイルを読み込む時間に反映されます。
前号で例示したの一部、約23kBのindex.htmlと約17kBの芸術創造センターの公式ロゴと約5.5kBのメールアイコンで考えますと、ブロードバンドでは読み込みに(23kB+17kB+5.5kB)/128kB=約0.35秒かかります。一方ナローバンドでは(23kB+17kB+5.5kB)/7kB=6.5秒かかります。読み込むだけでWebページの表示は完了ではなく、レンダリングも要します。レンダリングはブラウザやOSの種類とバージョン、ブラウザとOSを動作させるPCのCPUクロック周波数とメモリ容量で大きく異なります。となれば、実際にオンラインであるHTMLファイルを読み込んで表示するのに、ブロードバンドとナローバンドでは大きな格差が生じることは自明の理というものです。(続く)
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★作品投稿について/PAC運営委員会
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投稿規程を設けて以来一度も投稿作品の受付がありませんが、当ページでは作品投稿を歓迎しております。規定に関しては投稿規程をご覧戴くとして、ジャンルはオリジナル小説、二次創作作品、ファンタジー、恋愛・・・。著作権侵害やマナー違反のもの以外は、既存のグループ以外の作品も受け付けています。新規ジャンルで複数回数の投稿が確約されるのでしたら、新規グループを立ち上げます。
「作品は投稿したいけど、このページはどうも敷居が高い」とお思いの方、ご心配は無用です。Moonstone主幹も暗中模索の状態から投稿を始め、それが進展して自分のページ立ち上げに至ったという経緯があります。「始めの一歩」は誰にでもあります。その「始めの一歩」をこのページで踏み出してみませんか?それがきっかけでネット作家として名を馳せることも決して夢ではありません。必要なのは貴方の作品とほんの少しの勇気です。
「こんな作品じゃ人前に見せられない」と不安になる気持ちも分かります。しかし、価値観で左右される命題において、賛否両論が生じるのは必然的です。非難や否定を恐れず、自身の制作スタンスを堅持して作品をネットを介してこの世に送り出して欲しい、と願わずにはいられません。当ページがその足がかりになれれば幸いです。皆様からの投稿をお待ちしております。(芸術創造センター運営委員会)
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編集後記
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●マスコミの商品である新聞や雑誌、そしてTV番組は広告が溢れている。新聞など、もはや広告がない部分を探して読むというレベルに達している感さえある。マスコミが広告に頼るのは、広告料金が入るからであることは言わずもがな。根本には、マスコミだけでなくあらゆる分野で進行している「理解よりイメージ」の風潮が存在する。
●文章の読解は時間の他に読み手に読解力を要求する。対象が多数若しくは複数となるとその分複雑になり、読み手に伝えるのに時間を要する。一方、映像に代表されるイメージは見た目の印象がほぼそのまま見る側に伝わる。伝播力は明らかにイメージの方が高いし強い。しかし、イメージ一辺倒になると理解力が衰える。読解に存在する「考える」という過程が殆どなくなるからだ。ここに広告の氾濫の要因がある。見る側に深く考えさせるより「ぱっと見」で伝えた方が早く、大量に、しかも均一に伝える方針ばかりが先行した結果が、現在の溢れんばかりの広告量なのだ。
●見た目の印象で決まる一方、その内容を吟味しない。むしろ吟味することを敬遠・揶揄する傾向さえ生じている。広告に代表されるイメージ戦略の典型例がマスコミによる現在の「自民か民主か」の対決構図であり、過去の「郵政民営化選挙」である。大量の広告に代表されるイメージ戦略に使われる多額の広告料金が、税金(共産党以外の政党が受け取る政党助成金は漏れなく税金だ)や商品価格として消費者や市民が支払わされ、自らに不利な情勢を招いていることを、一般市民は自覚すべきではないだろうか。(M)
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