Moonlight PAC Edition 第55号 2007.3.9発行
編集、発行:Moonlight PAC編集委員会
本号のトピックス
★音楽部門で公開楽曲のMP3化検討着手/再生音声の相違解消のため
★短期連載企画「考察・ページ表示の軽重/ブロードバンド普及の現在ネット事情から」第4回
★作品投稿について/PAC運営委員会
★音楽部門で公開楽曲のMP3化検討着手/再生音声の相違解消のため
 音楽部門の2グループ、音楽部門1音楽グループ音楽部門2音楽グループの両グループは、公開中の作品をMIDIからMP3に切り替える方針を固めました。これは見出しどおり再生音声の相違解消のためです。

 MIDIは対応する音源さえあれば、少ないデータ量であらゆる環境で再生出来るのが利点で、メーカー間、音源間の音色番号相違などによる再生の相違を解消するのがGeneralMIDIなのですが、幾つかの環境で確認したところ、GeneralMIDI対応であるにもかかわらず再生音声が異なることが判明しました。

MIDIデータを音源毎に変更することは現在のところ不可能であり、仮に可能だとしても数十kB以上のMIDIデータを変更することはサーバに多大な負荷をかけることが予想されます。更に、今後新登場する音源全てに対応しきれるかどうかも未知数です。このため、音楽部門では再生環境さえあれば同一の音声が再生出来る方式への移行の検討を開始し、ファイルサイズが比較的小型で済むMP3形式にすることを決定しました。

 MP3への移行には、一度オーディオアンプに通して再生した音声を録音し、それを必要によってデータフォーマットを変換する必要があること、他の活動・制作があるためなかなか手が回らないこと、再生・録音環境がMoonstone Studio移転後未整備のままであることなど様々な要因があるため相当の時間がかかることが予想されますが、現在公開中の作品を制作時の状況で新たに蘇らせるべく作業を進めていく所存です。(音楽部門/芸術創造センター運営委員会)
★短期連載企画「考察・ページ表示の軽重/ブロードバンド普及の現在ネット事情から」第4回
 専門用語が複数出て来て当惑されている方が居られるかもしれません。httpの基礎とページ表示の仕組みは今後の理解を進める上でも重要ですので、バックナンバーも併せてご活用ください。(主幹Moonstone/Web技術チーム)

 イメージファイルexample.jpgを含むexample.htmlをブラウザで表示する時間を考える場合、example.htmlの容量に加えてexample.jpgの容量も考慮しなければならないということです。example.htmlはテキストファイルですから、30kBあると文字数は相当多くなります。一方example.jpgは縦横のサイズが小さいものであっても簡単に数kBに達し、芸術創造センターの美術部門の各グループで展示されているものだと数十kB単位がむしろ普通で、100kBを超えるものもあります(註:容量についてのみ述べているのであって、作品の質などそれ以外に関しては一切言及しません)。

 例えば、芸術創造センターのTOPページ(以下index.html)を例にして、テキストファイルとイメージファイルの容量と表示サイズがどうかを見てみます。Firefoxならブラウザのリンクやイメージ以外の場所で「右クリック」→「ページの情報を表示」で「メディア」タブをクリックすることで、表示されているイメージの情報を個々に確認出来ます。IEではやはりブラウザのリンクやイメージ以外の場所で「右クリック」→「プロパティ」で表示ページ、index.htmlの容量を、イメージの上で「右クリック」→「プロパティ」でマウスカーソルの下にあるイメージファイルの容量が分かります。
 index.htmlの容量は約23kBで、index.htmlの最上部左上にある芸術創造センターの公式ロゴは、横350×縦100ピクセルで約17kBです。公式ロゴの表示サイズはさほど大きくないのに、index.htmlの約70%相当の容量があります。更にindex.htmlの最下部中央にあるメールアイコンは横32×縦24ピクセルで約5.5kBです。ちょっとしたイメージファイルでも容量は相当量のテキストファイルに匹敵することがお分かりでしょう。

 ここまで来れば、イメージファイルexample.jpgを含むexample.htmlの表示のために、example.html本体の何倍かの容量のファイルを読み込む必要があることがお分かりかと思います。イメージファイルの容量が大型だったり、イメージファイルが複数になったりするとページ表示にどのような影響が発生するかも、お分かりかと思います。高速大容量通信のブロードバンド環境を前提に大量にイメージファイルを使用するWebページを作成すると、閲覧者のネット環境によって重大な支障が生じるのです。(続く)
★作品投稿について/PAC運営委員会
 投稿規程を設けて以来一度も投稿作品の受付がありませんが、当ページでは作品投稿を歓迎しております。規定に関しては投稿規程をご覧戴くとして、ジャンルはオリジナル小説、二次創作作品、ファンタジー、恋愛・・・。著作権侵害やマナー違反のもの以外は、既存のグループ以外の作品も受け付けています。新規ジャンルで複数回数の投稿が確約されるのでしたら、新規グループを立ち上げます。

 「作品は投稿したいけど、このページはどうも敷居が高い」とお思いの方、ご心配は無用です。Moonstone主幹も暗中模索の状態から投稿を始め、それが進展して自分のページ立ち上げに至ったという経緯があります。「始めの一歩」は誰にでもあります。その「始めの一歩」をこのページで踏み出してみませんか?それがきっかけでネット作家として名を馳せることも決して夢ではありません。必要なのは貴方の作品とほんの少しの勇気です。

 「こんな作品じゃ人前に見せられない」と不安になる気持ちも分かります。しかし、価値観で左右される命題において、賛否両論が生じるのは必然的です。非難や否定を恐れず、自身の制作スタンスを堅持して作品をネットを介してこの世に送り出して欲しい、と願わずにはいられません。当ページがその足がかりになれれば幸いです。皆様からの投稿をお待ちしております。(芸術創造センター運営委員会)
編集後記
・「納豆騒動」を引き起こしたTV番組「発掘!あるある大辞典U」が打ち切りになった。納豆製造業者や小売業者、そして消費者に大混乱を齎した責任としては至極当然だが、ローカル局の番組を全国的に放送したキー局、フジTVはまったくと言って良いほど知らぬ存ぜぬを決め込んでいる。全国に存在するローカル局を支配し、問題の番組を放送した関西TVの大株主であることを考えれば、「トカゲの尻尾切り」そのものだ。
・TVをはじめとするマスコミが、他者には執拗に要求する「自浄作用」なるものをまったく持ち合わせておらず、責任を取るどころか頬かむりしてやり過ごすことを常套手段とするのは、何も今に始まったことではない。都心に観光スポットとなるような巨大本社ビルを建築し、社員の年収が1000万円を超えるところに、腐敗の根深さが垣間見える。
・スポンサーから多額の収入を得られれば良い、とする視聴率至上主義と拝金主義の下、独占している電波を我が物顔で駆使して、時に扇動し、時に隠蔽するのがTV局の本質だ。TV局の幹部が罷免されたり、誤った報道でTV局が倒産に追い込まれるような状況にならなければ、TV局、特に在京キー局の怠慢・傲慢が改善される見込みはない。(M)

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