【共同制作作品No.3 想えど君は・・・】

Written by 岡崎郁馬蒼 沙霧風名月流Moonstone

この桜の木の下、君と肩を並べ語り合おうと誓った筈なのに(岡崎郁馬)

今、君の姿は可憐な吹雪に遠く霞んで見えるばかり(Moonstone)

心憂しくも思い出されるはあの日の君の背(岡崎郁馬)

桜の吹雪が遠き日の幻影を映し出す(蒼 沙霧)


3年前の二人は恋人とは呼べなかったかも知れない(岡崎郁馬)

気軽な呼びかけ、他愛もない会話、小猫のようなじゃれ合い(Moonstone)

今は君の名前を声に出してみても、その声は届かない(風名月流)

近くて、そして遠い距離に辛さを感じる(蒼 沙霧)


ああ・・・、もしも永遠なる時の流れに抗えるのなら(Moonstone)

いや、全ては終わった事なのだろう(岡崎郁馬)

過ぎ去った時と距離は余りにも深すぎる(蒼 沙霧)

求めることは止めたとしても、この気持ちは忘れない(岡崎郁馬)

届かない言葉をせめてこの花弁の吹雪に折り込もう(Moonstone)

常しえに輝く君と乾杯(岡崎郁馬)


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