2021年12月31日更新 Updated on December 31th,2021
以下の三つはリンクになっています
メモリアル企画書庫 見解・主張書庫 過去ログ格納書庫
2021/12/31
[2021年とこのレイアウトでの最終更新]
 昨年に引き続き、コロナ脳に翻弄された2021年が終わろうとしています。明日からの2022年に向けて、これまでと違う作業−最終確認が完了した新レイアウト版への切り替えが水面下で進んでいます。新レイアウト版はファイル名を継承するので、誤って消去や別のログなどに上書きしないよう注意しながらの作業です。
 過去にグループのインデックスは最大2回大規模変更を実施しましたが、ある意味このページの顔でもある「こぼれ話」は、開始以来24年目にして初の大規模変更です。名残惜しさは今でもありますが、連載ストックの消費や日記分量の制約など長年の懸案を解消するため、新たな形で24年目、そして25年目へと進む決意です。

それでは皆様、よいお年をお迎えください!(^-^)/

『ヒョウシ市にある元財務相のグループ企業の従業員ですら、これまでタブーとされてきた労働組合を結成して未払い残業代の請求などしています。ナカモト科学大学では労働組合活動を散々妨害されてきたんですから、抑圧がなくなれば自分達でどうにかするでしょう。学生も巻き込めばナカモト科学大学に巣食う悪党は身ぐるみ剥がされる確率が高まります。』
『そうなって欲しい。僕とシャルが支援することじゃないとは分かってるけど…。』

 僕とシャルがヒヒイロカネを捜索・回収することで、これまでの環境や生活が一変する人が少なからず、否、かなり出ている。元財務相のグループ企業にしたって、僕とシャルが関与しなかったら、それなりの生活が続いていただろう。何も知らないまま。それが良かったのかどうかは、僕には分からない。
 当面、僕とシャルはナカモト科学大学が僕の策に嵌るのを待つだけ。その間、こうして気ままに周辺の観光地−普通だと観光地とされていないところもある−を巡ったり、地元の飲食店で食事に興じる。しかも、向かいには誰もが二度見三度見するアイドル級の容貌の美人。天地の差というか雲泥の差というか。

「ヒロキさん。鳥雑炊って食べてみませんか?」
「うん。僕が注文するよ。やっぱり出汁も鶏ガラなのかな。」
「そうみたいですよ。」

 シャルがメニューの説明書きを見せて来る。「鶏ガラベースで仕立てた濃厚な味わい」という鳥雑炊に、この地方の日本酒をプラスして注文する。日本酒を飲むのは僕。帰りの運転はシャルがしてくれるというから、それに甘えることにしている。旅先で変に気遣いすることなく、しかもこんな美人とゆったり食事と酒を味わうなんて、物凄いギャップだな…。
謎町紀行 第1843回
written by Moonstone

『損害賠償請求なりストライキなりして、悪党が貯め込んだ金を1本残らず毟り取れば良いことです。法制度や裁判を受ける権利なるものがありますし、この手の話なら体制批判派の弁護士や労働組合団体が手を貸すでしょう。環境があるのに何もしないのは単なる怠慢です。』
『そう割り切るしかないか…。』

2021/12/30
[年内最後の買い物]
 ストックが心許ない日用品や、買い溜めできない生鮮品を中心に店を巡り、バッグに詰め込んで帰還。年内は概ね何処も営業(短縮あり)、元旦は休業で2日〜3日は短縮というパターンが多いようです。一時期より元旦休業が多くなったのは良いことだと思います。連日の出勤自体が大変ですし、混雑すると疲労が倍増します。
 休日の運転で厄介なのは、交通量と出鱈目な運転の増加。交通量は致し方ないとして、ウィンカーを出さずに車線変更(しかも車間距離が狭いので、いきなり前に出てこられる格好)、物凄いノロノロ運転(ほぼ確実に老人)、車間距離を詰める(高確率で車種はワゴンか軽、運転手は女)、などなど。こちらも疲労倍増です。
 元財務相とグループ企業がその財政力と地域での権威を笠に着て、地元ヒョウシ市やナチウラ市を蹂躙したのは事実だ。だけど、それがそのまま元財務相の恐るべき計画の共犯であり、責任を負うことには繋がらない。元財務相やグループ企業からの抑圧や蹂躙の反動が、本来そこまで課すべきではない重荷を現・元従業員に負わせようとしている。
 ナカモト科学大学も、このままメンツに固執して突き進めば、僕の単純な策にそのまま嵌って破滅は避けられない。元財務相のグループ企業の1つということで、これまでE県やE県県警、更にはヨクニ電力などと結託して抑え込んでいた地域住民の怒りが爆発して、ナカモト科学大学ハルイチキャンパスの閉鎖要求が上がるのは間違いない。
 無論、ナカモト科学大学ハルイチキャンパスの学生が、金の力で我が物顔で地域を徘徊していたのも、地域住民が迷惑を被ってきたのも事実だし、その反動で地域住民がナカモト科学大学ハルイチキャンパスの閉鎖や追放へと向かうのはごく自然なことだ。だけど、すべての職員や学生が責を負わされるのは釈然としない。
 ナカモト科学大学出身ということで、学生は就職が厳しくなるだろう。職員の再就職も厳しくなると見て良い。私立にありがちな理事長や学長のワンマン体質はあるにせよ、それなりに学生が集まり、卒業していった大学が、実は悪魔の契約の下、プルトニウム239を我が物にしていたなんて、大半の職員や学生は知らなかっただろう。でも、ナカモト科学大学が重い十字架と化して彼ら彼女らの人生に圧し掛かる。
謎町紀行 第1842回
written by Moonstone
 元財務相のグループ企業の従業員も、全員がヒョウシ理工科大学絡みじゃない。一連の事件で初めて、ヒョウシ理工科大学=将来の核兵器発射施設かつ奴隷監禁施設と知った人も多いらしい。だけど、元財務相のグループ企業の従業員ということで、再就職や住環境はかなり不利になるのは間違いない。
2021/12/29
[不具合の原因はブラウザのキャッシュ]
 2日間悩んだのは何だったのかと脱力しています。次期「こぼれ話」のCSSが機能しなかったのは、ブラウザのキャッシュの影響でした。たまたま別のブラウザで確認したらこちらは問題なく適用されていて、「もしや」と思ってキャッシュを削除して再読み込みしたら案の定。…問題ないことが分かったので良しとしますか。
 これで懸案事項が払拭されたので、予定どおり1/1付からレイアウトを変更します。そうなると、現行のレイアウトでのお話も今日付を含めて後3日。紆余曲折ありましたが、約23年このレイアウトで続けてきたので、一番次期レイアウトに違和感を覚えるのは、管理人の私かもしれません。
 少し考えれば、地蔵の御杖が贋作だったとしても、本物を略奪する権利なんてない。なのに、メンツに固執するあまり、犯罪行為に手を染めようとしている。誰もおかしいと思わないんだろうか?ナカモト科学大学の首脳部も、集められている連中も。

『略奪や脅迫、それらに付随する暴力をおかしいと思わないから、犯罪行為に出ることを躊躇わない。自分のため、組織のためなら何でもするのは、ヤクザと同じです。言い換えれば、大学やグループ企業を経営してなければ、ヤクザをしていたのは間違いないですね。』
『今やろうとしていることは、メンツを潰されたヤクザそのものだから、そうとしか言えない。』
『ヒロキさんが気に病む必要は一切ありません。大学や企業の皮を被ったヤクザは、その存在に相応しい法律の制約や、社会的制裁を受ける必要があります。いかに理由を付けようと、ヤクザやマフィアが存在して良い証明にはなりません。他人の金や人生や尊厳を食い物にする集団に、存在価値はありません。』

 シャルの見解は辛辣だ。シャルはこの手の存在を蛇蠍のごとく嫌うから、僕の単純な策に嵌って自滅自壊するのを待望しているだろう。僕自身、ヤクザやマフィアに存在価値はないと思っている。だけど…心の片隅に引っかかるものがあるのを否定できない。それは大学の職員や学生といった、悪魔の契約を知らずに過ごしている人達の存在だろう。
謎町紀行 第1841回
written by Moonstone
 メンツ。そう、ナカモト科学大学はヒヒイロカネだと目星をつけていた地蔵の御杖が錆びた鉄だったことで、メンツを潰された。そのメンツ回復のため、犯罪行為に手を染めようとしている。僕の策はメンツに固執する連中が取りうる手段を考えてのことだけど、単純極まりないこの策に着実にはまりつつあるのは複雑な心境だ。
2021/12/28
[リリース直前で発覚した不具合がまだ解決できない]
 昨日付でお話した次期「こぼれ話」の不具合−連載に関係するタグが機能しないバグの対処が未だに出来ていません。根本的にタグの構成がまずいのかもしれませんが、そうだとすると最悪構成を作り直す必要があって、1/1付リリースにはまず間に合いません。23周年を迎える4/1付でも良いのですが、違和感があるので延期はしたくないところです。
 F12からのデバッガ(元FireBug)で、タグ内部に直接属性を記入する形だと動作します。なので多分CSSの記載ミスだと思うんですが、HTMLやCSSはエラーメッセージがほぼ皆無なので理由が分かり難くてこういう時難儀します。チェックが甘かったの一言です。
『悪党同士、目指すものは違っていても考え方は同じですから、悪魔の契約に応じるわけです。類は友を呼ぶとはよく言ったものです。』
『最悪の同盟関係というか…。こういう契約が全国、否、世界各地にあるのかなって考えると、凄く嫌な気分になるよ…。』

 恐らく、陰謀論の対象となる不可解な事件は、こういう悪魔の契約の下で進められる計画の一部が露呈した結果だと思う。警察がまともに捜査しない、捜査しても明らかに他殺の事件を自殺と断定して捜査を終結させる、といった事件は今も昔も多数ある。ネットの普及でそれらの悪事が露呈するわけでもなく、「捜査上の秘密」を理由にした隠蔽は常態化している。

『…アイソトープ研究センターに、他のヒヒイロカネが保管されていたりしない?』
『良い視点です。アイソトープ研究センターには、ヒヒイロカネは存在しないことが判明しています。元々目星をつけていた泰水寺の寺宝、地蔵の御杖を略奪して解析するための場所でもありますから、地蔵の御杖が錆びた鉄だと確定した今、役割を失って手持ち無沙汰な状態です。』
『そうなると…、ナカモト科学大学の出方待ちか。』
『はい。確実にヒロキさんの術中に嵌りつつあります。悪党の思想や方針はメンツを基本とするものだと実感します。』

謎町紀行 第1840回
written by Moonstone
『しかも、世界各国が撤退しているプルサーマル計画を悪用して、プルトニウム239を無償で譲り受けるようにして、核兵器に転用を目論んでいた…。それに加担したんだから、ノカナ町やヨクニ電力、E県知事は元財務相達と同罪だね。』
2021/12/27
[リリース前最終調整中だけど不具合対処が出来ていない]
 来月からいよいよ此処のレイアウトが大幅に変わります。既に「次期バージョンテストページ」で公開中のレイアウトですが、最終確認の段階で特に連載に関係するタグが意図どおりに表示されない不具合が発覚して、対処に追われています。ところが、例によって例のごとく、CSSの規則に沿って入力しても無反応。
 文字コードは既に変換済み。全角・半角の区別は問題なし。今のところ、何が問題なのか皆目見当がつきません。ただ読む分には何も支障はありませんが、CSSが適用されないと単に文章が左寄せで表示されるだけで、タグ入力が無意味。当分こちらの対処で頭を悩ませそうです。
 ナカモト科学大学に関する不可解な状況−ハルイチキャンパスにおけるなし崩し的なアイソトープ研究センター建設、重大な法令違反の恐れがあるのに、まともに取り合わないE県知事など、これまでの謎が続々と解明された。そしてここにも元財務相らの「自分のため」なら他人は度外視する醜悪な思想が存在する。
 これが明るみになったら、ナカモト科学大学、少なくともハルイチキャンパスは致命的ダメージを受ける。元々学生の素行が良くなかったから、住民は一気に反旗を翻すだろう。周辺住民に嫌われたら大学や研究機関の居場所はなくなる。ましてや危険に晒すようならさっさと出ていけ、となるだろう。
 ノカナ原子力発電所で行われているプルサーマル計画にも重大な影響が出る。生じた使用済み核燃料を秘密裏に大学に横流しして、それが核兵器の製造のため着々と蓄積されていたとなれば、ノカナ原子力発電所は勿論、ヨクニ電力は厳しい批判にさらされる。社長の引責辞任だけでは済まないだろう。

『原子力発電が反対運動に晒されるのは、その安全性と万一の事故発生時に被害が甚大になる恐れが高いことは勿論、安全保障の名の下で十分な説明がなされない一方で、原発があれば潤うというバラ色の未来を振りまくことにあります。原発マネーに漬かった自治体が、以前起こった大震災でどうなったか。安全神話を掲げた国会議員や賛成派、電力会社が責任を取ったか。バラ色なのは金があるうちだけで、それも1回の事故ですべて灰色に塗り潰される虚構の産物でしかないことは、もはや明らかです。』

謎町紀行 第1839回
written by Moonstone

『ヒョウシ理工科大学に保管されていた核燃料は、プルトニウム239であることがIAEAの立ち入り調査で判明しています。この出所が不明でしたが、今回の件で謎が解けた格好です。』
『狂ってる…。』

2021/12/26
[イベント無事終了&2021年の仕事納め]
 兎に角対人イベントは、体力と気力と神経を使うものだと再確認しました。トラブルも事故もなく(イベント自体は事故が発生する性質のものではない)全日程を終了して、今年最後の業務を終えて、休暇に入りました。早速1日目の昨日はあまりの疲労で起き上がるのも大変でしたが、こういう時に限って日用品を切らすという…。
 何とか臨時の買い出しを終えて、ついでになかなかタイミングが合わなくて買えずにいたアップルパイを買い、年内最後の買い出しまで引き籠る準備が完了しました。シャットダウン中、スリープから復帰も出来なかったメインPCの前で、業務報告書の原稿の残りなどを作りながら骨休めすることにします。
 一見普通の運送会社が核燃料の移送を担当すれば、いかにもな警備や車両より人目に付きにくい。原発に付き物と言える反対運動の目も誤魔化せる。再稼働がらみで反対運動が激化していたから、ノカナ原子力発電所を管理運営するヨクニ電力や地元のノカナ町、そしてE県知事には渡りに船の提案だ。
 そしてナカモト科学大学は、ハルイチキャンパスの地下深くに、アイソトープ研究センターを隠れ蓑にした核燃料保管庫を秘密裏に建設し、ノカナ原子力発電所への核燃料提供を開始した。そこで得られる利益は、ナカモト科学大学に流れ込む。利益自体は企業間のやり取りなら必須だからまだしも、利益の得方・増やし方が、他人を全く考慮しないのが問題だ。
 通常の運送会社が偽装するから、十分な放射線防護がなされていない。運送会社の社員は勿論、周辺住民の被曝は避けられない。得られた利益は、ナカモト科学大学だけでなく、ナカモト科学大学の首脳部、ひいてはグループ企業総帥である元財務相に流れている確率が高い。アイソトープ研究センターには何らの対策も取られずに放置されているのがその証左だ。
 こうしてナカモト科学大学の提案は、ノカナ町とヨクニ電力、そしてE県知事に受け入れられ、4者間の契約がなされた。こうして、まんまとプルトニウム239を無償で入手できる環境が整ったナカモト科学大学は、入手したプルトニウム239を核燃料保管庫に収納し、ヒョウシ市にあるヒョウシ理工科大学に秘密裏に輸送して、元財務相の悲願である核兵器発射施設の具体化を進めていた。
謎町紀行 第1838回
written by Moonstone

『原材料となる核燃料をナカモト科学大学が保管し、運搬はグループ企業の運送会社が行う。それらの見返りに、生成されたプルトニウム239の無償での引き渡しと、ノカナ町とハルイチ市での便宜を図る−こういう提案です。』
『悪魔の契約だ…。』
『言い得て妙ですね。』

2021/12/20
[イベント対応でシャットダウンします]
 2日分立て続けに更新した後、今日付でシャットダウンの告知と落ち着きません。職場のイベント対応がかなり大変なのと(更に夜が遅いのが確実)、その合間を縫って開発の仕上げや業務報告書の原稿の残りを書いたりするので、此処の更新に向ける体力と時間がないためです。
 これを終えると年末年始の休暇に入ります。ある意味劇的ですが、関連手続きや手配をすべて終えて安心していたら、自分の準備があまり進んでいなくて、今もPCに向かっていたり。時間のやりくりが難しいですが、休暇を目指してイベント対応に全力投球します。

では、12/26までお待ちください!(^-^)/

 元々プルサーマル計画は、米ソ冷戦で核兵器が大量製造される一方、おおもとの原料であるウラン235の安定供給に不安が生じたことで立案された面がある。だけど、旧ソ連の崩壊や核軍縮の一応の進展で、ウラン235の供給は安定している。従来の原子炉で使用できるとは言うけど、実際のところ様々な問題があって、単純に置き換えは出来ない。
 プルサーマル計画の最大の根拠、すなわち燃料となるプルトニウム239が無尽蔵に生成されるという高速増殖炉(註:核分裂を起こす中性子に高速で移動するもの(高速中性子)を使うため「高速」の名前が付く)は、冷却材に使うナトリウム自体が危険な物質で扱いが難しいとか、核兵器に使うプルトニウム239を製造するという安全保障上の問題など、課題が多すぎて、フランスとロシア以外は高速増殖炉から撤退している。
 そんな背景があるプルサーマル計画は、核燃料の維持管理、運搬が課題でもある。ウラン235だけならまだしも、核兵器にも使えるプルトニウム239を使うから、保管や輸送に莫大なコストがかかる。更に、老朽化と大震災で原子力発電自体への風当たりも強まっている。プルトニウム239を使うプルサーマル計画は猶更だ。そこで、ノカナ原子力発電所を抱える地元自治体ノカナ町、ノカナ原子力発電所を管理運営するヨクニ電力、そしてE県知事に、ナカモト科学大学がある提案を持ち込んだ。
謎町紀行 第1837回
written by Moonstone
 まず、プルトニウム239は、長崎の原爆にも使われ、核兵器にも使われるように、核分裂を起こしやすくて毒性が強い、扱いが難しい物質だ。通常の原子力発電では副産物として生成され、使用済み核燃料、つまりは「核のゴミ」として取り除かれ、長期間保管されることになる物質を、燃料に使用しようとしても簡単にできる筈がない。
2021/12/19
[魔の時間帯]
 最近は少ないですが、深夜〜早朝の移動で渋滞を避けることが多いです。この時、経験上A.M.5:00は急に眠気が強まることが多く、高速ならSAやPAに、一般道なら道の駅に退避して休憩を取っています。P.M.5:00前後は夕日が強くて視界が悪くなることが多いので、この時間帯は夕日が目に入らないコースにしたり、神経を使います。
 先日の移動ではこの魔の時間帯は避けられましたが、長距離移動だとほぼ必ず引っかかります。私の場合、1人ですから「運転の交代要員がいない=自分が運転不能になったら立ち往生する」なので、多少神経質に見えても安全策を取るのが賢明です。
 シャルが説明を続ける。ハルイチ市から南西約70km、野奏(のかな)半島の一角にあるノカナ電子力発電所。ノカナ原子力発電所は、老朽化で1号炉と2号炉は廃炉になったけど、3号炉が散々揉めた末に再稼働したと、以前ニュースで見たことがある。そのノカナ原子力発電所で使用する核燃料をナカモト科学大学が秘密裏に保管しているわけだ。
 大学が核燃料を保管するなんて前代未聞だし、法令上も違法脱法行為の筈。それを推進するにはノカナ原子力発電所の再稼働の背景が絡んでいる。ノカナ原子力発電所が老朽化で廃炉に進んだけど、3号機も例外じゃない。なのに再稼働となったのは、ノカナ原子力発電所がプルサーマル計画を推し進めているためだ。
 プルサーマル計画は、原子力発電所で発生するプルトニウム239を、核燃料としては本来使えないウラン238と混合して酸化物にして(註:核燃料となるウラン235だけだと核分裂反応が進みすぎるため、核分裂の過程で発生する中性子を吸収しやすいウラン238を混合している)MOX燃料にする。それを原子力発電の燃料にしようというものだ。
 それだけ聞くと、天然で存在するウランのほとんどを占めるウラン238と、原子力発電の過程で発生するプルトニウム239を有効利用できる、高速増殖炉が実現すれば、使用されるウラン235やプルトニウム239より、生成されるプルトニウム239の方が多い、言い換えれば無限に燃料を増産できる、と良いこと尽くめな計画だけど、それが出来るなら苦労はしない。
謎町紀行 第1836回
written by Moonstone

『一言で言えば、原子力発電所と地元自治体との癒着です。』
『自治体も良くないけど、原子力発電所が大学と癒着って…。』

2021/12/18
[初めて見る除雪車]
 予告なく2日分更新が止まりました。久しぶりの深夜移動で出だしはそこそこ順調でしたが、途中降雪に見舞われました。視界は悪い、車列の移動が鈍る、更にお約束の事故発生で渋滞、と降雪が珍しいレベルの地域ならではの脆弱性が露呈しました。雪国からしたら1cm2cmは積雪に値しないでしょう。
 何とか事故渋滞を抜けたと思ったら、今度は30km〜40km/hの低速走行。インターごとに車が下りて行ったことで見えたのは除雪車です。除雪車は一般道・高速問わず初めて見るものでしたが、走行中は低速走行の連続でげんなり。あまりの疲労で帰宅後即就寝と相成りました。
『施錠と監視カメラの存在です。映像を調べたところ、アイソトープ研究センター周辺だけ非常に解像度が高く、光学迷彩を施した部隊でも開錠の一部始終が記録されてしまうレベルでした。』
『ひとりでに鍵が開いたら、監視役が流石に怪しんで警報を出したりするだろうね。』
『はい。出入口周辺には赤外レーザー方式の警戒網が随所に張られていました。今回、突撃要員が集められたことで一時的に警戒網も解除されましたから、光学迷彩を施した諜報部隊の潜入は容易でした。』

 ランチメニューを食べながらシャルの説明を聞く。アイソトープ研究センターは随所に強力な電磁石が配置されていて、ヒヒイロカネの存在を隠蔽する目的なのは明らかだ。また、強力な磁場によってレーダーによる解析が出来ない二次作用もあった。内部に潜入できたことで、アイソトープ研究センターの全容が一気に明らかになった。
 アイソトープ研究センターは、表に建物として出ている部分は一部で、地下に深く伸びる構造だった。それもその筈。やはりというか、最深部には核燃料の貯蔵設備があった。ヒョウシ理工科大学と違うのは、核燃料が発電用のものだということ。なぜ発電用の核燃料がナカモト科学大学の地下深くに貯蔵されているのか?
謎町紀行 第1835回
written by Moonstone

『いかにもな連中がアイソトープ研究センターに集められていることで、それに紛れて諜報部隊を潜入させることが出来ました。棚から牡丹餅…でしたか?こういう展開は。』
『それで良いと思うよ。今まで潜入できなかったのは、施錠されていたから?』

2021/12/17
[次期バージョンへの切り替え準備]
 確か1999年7月からこのレイアウトで続いている「こぼれ話」は、あと半月余りで次期バージョンに切り替わります。いきなり全面切り替えではなく、10日〜ひと月程度は12/31付を採集とする現在のバージョンを掲示しておきます。フォントもサイズも全面的に変わるので、少々驚かれるかもしれません。
 次期バージョン以降と同時に「見解・主張書庫」も整備しますが、「メモリアル企画書庫」と「過去ログ格納書庫」はタブこそ設置しましたが、整備は後日になります。20年以上続けていると、過去ログだけでも膨大で手を付けるのが難しいところです。次期バージョンに合わせずに、そのまま掲載しましょうかね。

『ハルイチキャンパスの方は、今夜悪党達が動きそうです。』

 昼時にサカホコ町の和風カフェで食事をしていると、着物姿のシャルがダイレクト通話で言う。

『ハルイチキャンパスの一角に、いかにもな連中が集結しています。』
『ハルイチキャンパスって、医学部と附属病院があるんだよね?そんなところに半グレとかチンピラとかが集まったら、流石に一目で分からない?』
『夜にワゴン車で乗り付けて、人目につかない別室に待機させていますから、学生や来客は知る由もありません。』
『別室ってまさか…アイソトープ研究センター?』
『流石に察しが良いですね。』

 アイソトープ研究センターは、色々な意味で隠れ蓑だった。勿論高価な分析機器もあるけど、それは結局ヒヒイロカネを探すため、つまりは元財務相らナカモト科学大学首脳部の「自分のため」。そのために放射性物質の取り扱いを標榜して、一般人の立ち入りを心理的にも法的にも難しくした。色々な意味で狡猾だ。
謎町紀行 第1834回
written by Moonstone
 サカホコ町とカメダ市と単純に並べているけど、山を隔てて片方はT県、片方はK県。山を越えると違う県、違う市町村というのは、地図やナビ、県境を通過する際の標識くらいしか実感がない。かなり違うのは食べ物の方だ。サカホコ町は猪や鹿の肉と、近くを流れるオカノ川の川魚。カメダ市は鶏肉と海の魚。山間の町か海に面した町かの違いが出ている。
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