【単独制作作品No.69 Do you love me?−Side B-1−】 Written by Moonstone
毎朝決まった時間に 遠くから私を見詰めているあの人。 取り立てて特徴があるわけでもない 何処にでも居そうな人 だけど その人の視線は不思議と心地良く 胸を高鳴らせる Do you love me? こう尋ねてみたい気がする だけど それは憚られる 単なる私の思い違いかもしれない あの人の視線は 私の向こう側に居る人に向けられているのかもしれない 尋ねることで 今の空気を壊してしまうのも 怖い 言わずとも心が分かるなら 人は苦しまずに済むと思う 言わずとも心が伝わるなら 人は悩まずに済むと思う だけど 心を言葉に代えるからこそ 真意が伝わるのだと思う あの人の視線に篭った意思を あの人の口から聞きたい Do you love me? あの人を追い詰めることになるかもしれない問いかけを 今日も繰り返す Do you love me? 私に決断を迫られるかもしれない問いかけを 今日も繰り返す Do you love me? 一日のほんの僅かな不思議な時間が こうして今日もゆるりと過ぎていく |
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