【単独制作作品No.57 去り行く貴方へ】

Written by Moonstone

一つの大役を果たされた貴方へ
貴方はこの地の桜花が開くと共に去りますね
さようなら お元気で
何時果たせるとも知れぬ遠い約束で貴方を見送ります

貴方は私の肉親でもないのに
私の状況をつぶさに把握してくれていましたね
私を無言で助けてくれましたね
そんな貴方にお礼を言えないのがもどかしかった

ようやく貴方に面と向かってお礼を言う機会が出来ました
お礼と別れの言葉でしか貴方の新しい門出に餞出来ないけれど
貴方は優しい笑顔と言葉を向けてくれますね
私の目から火照る心が生み出す雫が零れます

さようなら お元気で
それしか言えないけれど そんな約束しか出来ないけれど
私は貴方を決して忘れません
私が元気になることを 餞の花束に代えさせてください

両手ではとても抱えられない感謝の気持ちを
一片(ひとひら)を言葉を紡ぎ合わせて
貴方の新しい門出に手向けます

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