【単独制作作品No.41 終わる世界】

Written by Moonstone

あの陽射しは何処へ行ってしまったのだろう
大地を焼き、肌を焦がすあの強烈な陽射しは
全てが変わってしまった
人間の際限なき欲望と無秩序な活動故に

砂浜というものが殆ど姿を消し
諸島の大半が海中に没し
太陽の恵みを欲する場所では雨が降り続き
天の恵みを欲する場所では熱波が押し寄せる

それでも人間は我が道を突き進む
無遠慮に、無秩序に
富を貪る者共が富を一手に掌握し
貧に喘ぐ者達が貧故に死んでいく

地球というたった一つの生命の星は
何れ人間に制裁の鎌を振り下ろすだろう
その前兆は既に始まっている
だが我が道を驀進する人間はそれを無視する

後悔する時には、何もかもが手遅れだというのに

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