【単独制作作品No.39 夏近し夜】

Written by Moonstone

夏が近い
たまに覗く陽射しが厳しくなり、熱気も強い
そんな中でも、夜は涼が取れる
昼の熱気と湿気は消え、乾いた清涼感が微風に乗ってくる

今は人工的に涼が取れる
しかし、自然が作り出すこの清涼感は真似出来ない
昼間の喧騒が去った外からの微風は
私を心地良い眠りの世界へと誘う

爽やかな夜風がそっと吹き抜ける
それは遠き季節の名残雪か
やがて季節は巡り巡りて
夜風が針を含んだものになるのだろう

夏は夜、と古人が言った
昼間とは打って変わって、静かな清涼感が味わえるのを
古人は端的に教えてくれているのだろう
何時の世も、その言葉が意味を成せば良いのだが

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