【単独制作作品No.30 春待つ日々】

Written by Moonstone

寒風が足早に吹き抜けていく。
コートやマフラーはまだ手放せない。
朝晩の冷え込みは厳しい。
暖房器具や温かい飲み物が欠かせない。

太陽が高く上る頃、寒風が僅かに和らぐ。
日だまりは眠気を誘うほどに暖かい。
吹きぬける風に微かに混じる梅の香り。
木々を見れば、固い蕾が出来ている。

まだ少し遠いけど、春はやがてやってくる。
寒風が薫風へと変わり、蕾が花開く季節。
寒さを耐え忍んできた生き物達が姿を現し、
人々の衣が薄くなっていく季節。

春の訪れはもう直ぐだよ。
あとどのくらいでやってくるの?
分からない。でも聞こえない?
何が?

近付いてくる春の足音が・・・。

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