雨上がりの午後 アルバム紹介Vol.3

written by Moonstone

注意! Caution!

  • 作詞作曲者名はブックレットに準拠しています。
    一部イニシャルのものは、氏名が分かるように変更しています。
  • 番号は私Moonstoneが所有しているものです。
    現在では異なる場合がありますので、お買い求めの際は各自お確かめください。
  • 当然ですが、本レビューはアーティストや所属事務所
    並びにレコード会社とは一切関係ありません


※一部敬称略失礼※

delicious way
アーティスト:倉木麻衣 CD番号:GZCA-1039 企業名:GIZA,INC.
収録曲/作曲者名 ※作詞は全て倉木麻衣※
  • Delicious Way/Aika Ohno
  • Love, Day After Tommorow/Aika Ohno
  • Secret of my heart/Aika Ohno
  • Steping ∞ Out/YOKO B.Stone
  • Baby Tonight-You & Me/YOKO B.Stone・Tomoo
  • Can't get enough-gimme your love/YOKO B.Stone
  • NEVER GONNA GIVE YOU UP/M.Africk・M.Pessoa・P.Geyer
  • Stay by my side/Aika Ohno
  • Everything's All Right/Masataka Kitaura
  • Happy days/Aika Ohno
  • 君との時間/Tomoo
  •  久しくヴォーカル曲と疎遠だった筆者が急速に惹かれたヴォーカリスト、倉木麻衣さんの1stアルバム。曲調が全般的にR&Bなことで先行した宇多田ヒカルさんと頻繁に対比されて誹謗中傷の的となったが、透明感のある声と切ない歌詞が織り成す世界は立派に「麻衣ワールド」を形成していると思う。
     鮮烈デビュー曲となって現在でもライブでよく登場する「Love,Day After Tommorow」はミドルテンポと高い声域を多用するした名曲。「名探偵コナン」のエンディングテーマとして使われた「Secret of my heart」、紅白歌合戦初登場の際に歌った「Stay by my side」はミディアム若しくはスローテンポで、印象に残る切ない心模様を綴った歌詞は今尚色あせず、初期からのファンを中心に根強い支持を得ている。
     声域が高いので歌うには女性向きだが、ラップがある「NEVER GONNA GIVE YOU UP」は男声を加えると原曲をより忠実に再現出来ると思う。ソプラノ系女性ヴォーカルとしての腕の見せ所だろう。お勧め曲は「Love, Day After Tommorow」「Secret of my heart」「Stay by my side」。
    Perfect Crime
    アーティスト:倉木麻衣 CD番号:GZCA-5001 企業名:GIZA,INC.
    収録曲/作曲者名 ※作詞は全て倉木麻衣※
  • PERFECT CRIME/Akihito Tokunaga
  • Start in my life/Aika Ohno
  • Reach for the sky/Aika Ohno
  • Brand New Days/Aika Ohno
  • Stand Up/Akihito Tokunaga
  • Come on! Come on!/Perry Geyer,Miguel Sa Pessoa,Michael Africk
  • always/Aika Ohno
  • What are you waiting for/Tomoo.Kasahara,YOKO B.Stone
  • think about/YOKO B Stone
  • 冷たい海/Aika Ohno
  • Reach for the sky GOMI REMIX-Radio Edit-
  • いつかは あの空に/Aika Ohno
  • The ROSE〜melody in the sky〜/Aika Ohno
  •  倉木麻衣さんの2ndアルバムだが、1stアルバム「delicious way」と比較してポップス色がかなり強まっている。これまで作曲を一手に掌握していた大野愛果さんに加え、徳永暁人さんが主にポップス色の強い曲を担っている。初期からのファンの中には違和感を感じた方も居るかもしれない。
     1stアルバムでは「繊細な歌声のヴォーカリスト」という印象が強かったが、今回は声にポップス向けの張りが加わり、歌詞も相まって「前向きな曲を歌うヴォーカリスト」としてイメージチェンジを計ったのかもしれない。その一方、1stアルバムからのメロディアスな曲を切なげに歌う魅力も引き継がれており、デビュー間もない頃「宇多田ヒカルのコピー」という負のイメージを脱却したと言って良いと思う。
     1stアルバムとは違ってギターなど楽器が多く入っているので、ヴォーカリストを加えたバンドのライブで使える曲が多い。ヴォーカルとピアノのみの曲もあるので力量を試される場合もある。お勧め曲は「PERFECT CRIME」「Reach for the sky」「Stand Up」「always」「The ROSE〜melody in the sky〜」。
    FAIRY TALE
    アーティスト:倉木麻衣 CD番号:GZCA-5021 企業名:GIZA,INC.
    収録曲/作曲者名 ※作詞は全て倉木麻衣※
  • Fairy tale〜my last teenadge wish〜/Akihito Tokunaga
  • Feel fine!/Akihito Tokunaga
  • Ride on time/Akihito Tokunaga
  • Key to my heart/Aika Ohno
  • Winter Bells/Akihito Tokunaga
  • Loving you・・・/Aika Ohno
  • Can't forget your love/Aika Ohno
  • Trip in the dream/Akihito Tokunaga
  • Not that kind a girl/YOKO B. Stone
  • Like a star in the night/Aika Ohno
  • 不思議の国/Aika Ohno
  • fantasy/Aika Ohno
  •  倉木麻衣さんの3ndアルバム。1stアルバム「delicious way」と2ndアルバム「Perfect Crime」の良さを集約した仕上がりになっている。ポップス色の強い曲は徳永さん、R&B色が強い曲は大野さんという「住み分け」がかなり明確に出ているが、徳永さんがバラード曲「Like a star in the night」を手がけていて、ポップス系の作曲者というイメージからの脱却を果たしているように思う。大野さんもR&B系の作曲者というイメージからの脱却と方向性の拡張を試みているようだ。
     曲は秀逸の出来が多く、タイアップ曲も目立っている。中でも「Key to my heart」はPlayStation2の「テイルズオブディスティニー2」のOP曲として使われているがシングルカットはされていない、このアルバムでしか聞くことの出来ない一品。「Loving you・・・」もシングルカットされていないライブ限定の曲と、かなり注目作が多い。これまでの路線と歌唱力を結集した傑作と言えるだろう。お勧め曲は「Feel fine!」「Ride on time」「Key to my heart」「Can't forget your love」「fantasy」。

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