本号のトピックス
★本紙にもCSS適用開始/基本レイアウトを踏襲し、イメージの柔軟な表示も可能に
★次期グループインデックスが完成間近/CSS3の導入により軽量と高い操作性を両立
★作品投稿について/PAC運営委員会
※短期連載企画は本号も休載します※
★本紙にもCSS適用開始/基本レイアウトを踏襲し、イメージの柔軟な表示も可能に
芸術創造センター全域で進められているCSS適用が本紙にもおよび、本号が適用第1号となりました。別項で紹介する次期グループインデックスとは異なり、ブラウザによって対応の度合いが異なるCSS3は使用せず、レイアウトのためにイメージを使用しないシンプルな構成となっています。
基本レイアウトは従来のものを踏襲しており、表示幅を拡大しています。一方、イメージの表示には美術部門第1写真グループで適用が始まった拡大スクリプトを導入することで、ブラウザの遷移なしに原寸大イメージを表示可能になりました。スクリプトの外部読み込みによるファイルの保守性向上の一環で、早速本号で使用しています。
紙面レイアウトにCSSが適用されたとはいえ、本号の編集方針は不変です。芸術創造センターの動向をお伝えしたり、Web関連技術の紹介や論評など読み応えのある紙面づくりを目指していきます。引き続きご覧いただければ幸いです。(芸術創造センター運営委員会)
★次期グループインデックスが完成間近/CSS3の導入により軽量と高い操作性を両立
構築と調整が続いている次期グループインデックスの完成が近付き、2010年7月3日付よりRC版となりました。概要などは本紙やニュース速報で報じられていますが、改めて詳細をご紹介します。
左が、次期グループインデックスの画面キャプチャです(機能に無関係な部分はモザイク処理をしています)。
従来tableタグの入れ子構造でレイアウトしていましたが、HTMLが複雑になり、保守性が低くなる問題がありました。更に芸術創造センターは多数の作品を公開しているグループが多く、作品数の増大に伴って縦スクロールが伸張して操作性が低くなることも懸案事項でした。
次期グループインデックスではタブ方式のナビゲーションを採用し、作品を複数のタブに分割します。これにより縦方向の伸長が低減されます。タブは複数列配置も可能なため、複数の作品群も一望しやすくなります。
操作はシンプルです。タブにマウスカーソルを当てるとハイライト効果が表れ、クリックするとアクティブなタブが切り替わります。ブラウザのタブブラウジング操作と同様です。タブの切り替えには履歴が生じない(「戻る」「進む」が生じない)ので、タブの切り替えを何度か実行した後TOPページに戻る際に何度も「戻る」操作をする必要がありません。ページ下部には共通形式のナビゲーションがあるので、1クリックでTOPページに戻ることも出来ます(下図)。
図:操作によるタブ表示の遷移の様子(左はタブにマウスカーソルを当てた時、右はタブアクティブ時)
タブのハイライトの他、項目が立体的に表示されるなど視覚効果を幾つか盛り込んでいます。これらはCSS(Casading Style Sheet)の最新版であるCSS3で導入されたパラメータを使用したもので、イメージを使用していません。これにより、ネット回線による読み込みや動作の遅延を低減しています。
CSS3は本号発行時点でFirefox,Opera,Safari(と恐らくChromeも)の最新版で対応しています。IEは現時点での最新版である8でも次期グループインデックスで使用したパラメータの全てで非対応です。しかし、IEでも今回導入したタブのハイライトや立体的な表示など一部の視覚効果を除いて、正常に動作します(IE8で確認)。
次期グループインデックスは現在最終調整を進めており、2010年度中の正式稼働を予定しています。操作性を大幅向上した次期グループインデックスの正式稼働まで今しばらくお待ちください。(Web技術チーム)
★作品投稿について/PAC運営委員会
投稿規程を設けて以来一度も投稿作品の受付がありませんが、当ページでは作品投稿を歓迎しております。規定に関しては
投稿規程をご覧戴くとして、ジャンルはオリジナル小説、二次創作作品、ファンタジー、恋愛・・・。著作権侵害やマナー違反のもの以外は、既存のグループ以外の作品も受け付けています。新規ジャンルで複数回数の投稿が確約されるのでしたら、新規グループを立ち上げます。
「作品は投稿したいけど、このページはどうも敷居が高い」とお思いの方、ご心配は無用です。Moonstone主幹も暗中模索の状態から投稿を始め、それが進展して自分のページ立ち上げに至ったという経緯があります。「始めの一歩」は誰にでもあります。その「始めの一歩」をこのページで踏み出してみませんか?それがきっかけでネット作家として名を馳せることも決して夢ではありません。必要なのは貴方の作品とほんの少しの勇気です。
「こんな作品じゃ人前に見せられない」と不安になる気持ちも分かります。しかし、価値観で左右される命題において、賛否両論が生じるのは必然的です。非難や否定を恐れず、自身の制作スタンスを堅持して作品をネットを介してこの世に送り出して欲しい、と願わずにはいられません。当ページがその足がかりになれれば幸いです。皆様からの投稿をお待ちしております。(芸術創造センター運営委員会)
★編集後記
・各地で知事や市長が猛威をふるっている。東京都では石原知事が「非実在青少年」なる定義を創作してアニメや漫画の規制に執念を燃やし、大阪府では橋下知事が関西空港への米軍基地誘致やカジノ構想をぶち上げ、名古屋市では河村市長が地域委員会や「減税日本」なる地域政党を立ち上げ、阿久根市では竹原市長が専決事項の一言で議員の日当制導入や職員の懲戒を繰り返している。
・いずれも二元論による対立の構図を描き、メディアを利用した徹底的な相手攻撃とそれに共感した有権者の支持で当選やリコール後の再選を果たしていることが共通している。日ごろの不満を解消する代弁者をイメージする有権者が居ることは、高い支持率や関連議員の当選や相次ぐ会派入りからも見えて来る。だが、これらの知事や市長の言動が短期的にも中長期的にも、有権者の生活や自由や人権を不利な状況に追い込むものだ。挙げればきりがないが、たとえば名古屋市の河村市長の地域委員会は「住民≒有権者の意向」と盾に議会を無力化・解体するものであり、それは市長の取り巻きを増やして市長の独断遂行を可能にすると共に、反対意見を封殺する性質のものだ。
・これらの知事や市長の暴走を許した要因は、議会と有権者にある。多くの議会は首長の提案なら何でも賛成の翼賛議員や政党により、首長や行政を監視し住民の多様な意見を討論の場に持ち込むという議会の意味をなしていない。これでは議会の必要性を説いても説得力がない。有権者もまだ10年も経たない過去に「自民党をぶっ壊す」「郵政民営化で全てが解決する」とぶち上げた小泉・竹中路線で生活も雇用も根底から破壊されたことから、「分かりやすい対立構図で攻撃する側」の危険を想起し、不満のはけ口を知事や市長の猛威に委任しないことが必要だ。何度も同じことを繰り返していては進歩がない。(M)