Moonlight PAC Edition 第68号 2008.5.23発行
編集、発行:Moonlight PAC編集委員会
本号のトピックス
★Moonstone Studio芸術創造センター開設9周年/10周年に向けて作品制作の再開が急務
★Novels Group 2、Music Group 1、Music Group 2がご来場者数20万突破/停滞打破が焦眉の課題
★短期連載企画「ブログに見るWebページ構築と課題」第3回
★作品投稿について/PAC運営委員会
★Moonstone Studio芸術創造センター開設9周年/10周年に向けて作品制作の再開が急務
 Moonstone Studio芸術創造センターは、1999年4月1日の開設から2008年4月1日で開設9周年を迎えました。開設した時は継続年数は漠然としか考えておらず、途中何度も長期休止や閉鎖を考えましたが、今日まで継続出来たことは感慨深いものがあります。ご来場者数200万突破時とMoonste Studio芸術創造センターやMoonstoneを取り巻く状況は大差ありませんので、回想や挨拶は割愛させていただきます。

 10周年まであと1年となりました。2007年末から体調不良に本業の多忙や長期のスランプが重なって、複数グループでの書き下ろし作品の公開がなかなか出来ないでいます。このまま惰性だけで続くページになりたくないので、出来るだけ早期の回復を目指します。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。(主幹Moonstone/芸術創造センター運営委員会)
★Novels Group 2、Music Group 1、Music Group 2がご来場者数20万突破/停滞打破が焦眉の課題
 創作文芸部門第2創作グループ音楽部門第1音楽グループ、並びに音楽部門第2音楽グループの3グループが2008年3月下旬にご来場者数20万を突破しました。3グループは1999年4月1日のMoonstone Studio芸術創造センター開設と同時に設置されたグループで、それぞれ(1)社会風刺を主体にした創作文芸作品の制作(創作文芸部門第2創作グループ)、(2)オリジナルのフュージョン楽曲の制作(音楽部門第1音楽グループ)、(3)「新世紀エヴァンゲリオン」のオリジナルサウンドトラックの製作(音楽部門第2音楽グループ)を行い、作品を公開しています。3グループとも知名度ゼロからの出発だったにもかかわらず他のグループに続いての大台到達は、グループ設置からの歳月を感じさせます。中でも創作文芸部門第2創作グループ投票所Cometで複数の作品がエントリーしており、異質な作品が多いグループですが独自の支持基盤を構築していることが窺えます。

 懸案事項は他のグループとも共通することですが、長期にわたる作品公開の停滞です。作品公開時期が実質開設当初1年のみとなっている音楽部門第1音楽グループ音楽部門第2音楽グループは言うに及ばす、創作文芸部門第2創作グループの活動停滞も深刻です。全公開作品数に対して「噂の人」など完結に至る前に更新が停止している作品が目立つことは由々しき事態であり、少なくとも公開を開始した作品に関しては出来る限り早急に完結させる必要があります。音楽部門第1音楽グループ音楽部門第2音楽グループはMoonstone Studio芸術創造センターの移転に伴い一時解体したまま放置されている音楽制作環境の再構築が至上命題です。

 Moonstone Studio芸術創造センターがご来場者数200万突破・開設9周年を迎えたことに連動して、開設当初に設置したグループの多くがご来場者数20万を突破しています。このことと長期にわたる作品公開の停滞の両面を率直に捉え、活動の改善に繋げたいと思います。ご来場くださる皆様に改めて厚く御礼申し上げると共に、今後ともご愛顧くださいますようよろしくお願いいたします。

 尚、客員の美術部門第1CGグループもご来場者数20万を突破しました。客員とご来場者の皆様に厚く御礼申し上げます。(創作文芸部門第2創作グループ・音楽部門第1音楽グループ・音楽部門第2音楽グループ・美術部門/芸術創造センター運営委員会)
★短期連載企画「ブログに見るWebページ構築と課題」第3回
 今回も引き続き、ブログがWebページ初心者を中心に急速に普及した技術的背景を検証します。また、ブログの課題についても言及を始めます。(Web技術チーム)

 ブログを見ると「カテゴリー」や「アーカイブ」など記事の分類がなされていることが多いです。HTMLだけでこのような分類を行うことは不可能です。記事の分類でページ制作者が行うことは(1)タグに記事の種類などを記載(2)記事をサーバにアップロード−の2点です。サーバにアップロードする必要があるのはブログに限ったことではありません。言うなればタグの種類などを記載するのみで済みます。分類はページ閲覧者(一般にクライアントと呼ぶ)からの要求でサーバが行います。分類には様々な技術がありますが、主にサーバで主流を占めるApacheと親和性が高いPHP(Hypertext Preprocessor)で実行します。PHPによるブログの記事分類の詳細を説明するとなると、それだけで十分書籍1冊が書ける量になりますので割愛しますが、ページ制作者がタグに記事の種類などを記載(勿論HTMLの知識は不要)するだけで、記事の分類まで出来ることがブログの大きな特徴です。

 ニュース関係のWebページで各記事の末尾やウィンドウの左右に記事別の分類や月別アーカイブがあります。HTMLだけでこのような分類を行うのは至難の業ですが、ブログの機能を用いればタグの種類を記載するだけで自動的に分類がなされます。閲覧者が興味のあるジャンルの記事を見たい場合や過去の記事を見直したい場合、ブログの機能は大きな威力を発揮します。

 ブログには他にも他のブログ記事へのリンクを容易にするトラックバック、閲覧者が意見や感想を自由に記載できるコメントなど、Webページ制作者が記事の執筆に専念出来てWebページ間のコミュニケーションを容易に行える機能が充実しています。しかし、ブログ隆盛の一方で課題が表面化しています。コミュニケーションを容易にする技術が悪用された結果です。(続く)
★作品投稿について/PAC運営委員会
 投稿規程を設けて以来一度も投稿作品の受付がありませんが、当ページでは作品投稿を歓迎しております。規定に関しては投稿規程をご覧戴くとして、ジャンルはオリジナル小説、二次創作作品、ファンタジー、恋愛・・・。著作権侵害やマナー違反のもの以外は、既存のグループ以外の作品も受け付けています。新規ジャンルで複数回数の投稿が確約されるのでしたら、新規グループを立ち上げます。

 「作品は投稿したいけど、このページはどうも敷居が高い」とお思いの方、ご心配は無用です。Moonstone主幹も暗中模索の状態から投稿を始め、それが進展して自分のページ立ち上げに至ったという経緯があります。「始めの一歩」は誰にでもあります。その「始めの一歩」をこのページで踏み出してみませんか?それがきっかけでネット作家として名を馳せることも決して夢ではありません。必要なのは貴方の作品とほんの少しの勇気です。

 「こんな作品じゃ人前に見せられない」と不安になる気持ちも分かります。しかし、価値観で左右される命題において、賛否両論が生じるのは必然的です。非難や否定を恐れず、自身の制作スタンスを堅持して作品をネットを介してこの世に送り出して欲しい、と願わずにはいられません。当ページがその足がかりになれれば幸いです。皆様からの投稿をお待ちしております。(芸術創造センター運営委員会)
編集後記
●一月でガソリンの値段が大きく変動した。暫定税率の失効と復活に伴うものだが、無策と利権に振り回された小売店と消費者は良い迷惑でしかない。暫定という名称からも分かるように、暫定税率は一時的なものだった。にもかかわらず暫定税率を前提にした無駄な道路建設とそれに群がるゼネコン、天下り先を求める高級官僚、献金を求める政府与党によって温存され、無駄な道路を幾つも造る羽目になった。暫定の筈が利権のために恒久になっていたのだ。暫定税率の廃止は当然出し、復活は利権と無駄の復活に他ならない。
●「道路を造らなければ過疎地への医療アクセスが改善されない」という声もあるが、まやかしだ。医療制度で不足しているものは医師や看護師など医療スタッフと診療報酬など医療費だ。幾ら道路を整備しても医師や病院が生活・経営出来なければ医師はその地域から撤退するし、病院は閉鎖となる。現に病院の閉鎖が特に産科で都市部でも相次いでいる。道路を造るより医療スタッフの勤務条件改善と診療報酬の増額が先決だ。「道路を造らないと・・・」という意見は人の必要性が欠落している、ハードの充実を至上としてソフトの充実を蔑ろにする日本の悪しき概念の1つから生じるものだ。
●道路を大量に造っても、ガソリン価格が上昇すれば消費者は利用を敬遠するし、運輸コストも上昇するから物価の上昇が発生する。消費者は食品や日用品など生活必需品が家計に占める割合が富裕層より高い。一方で消費者の割合は「構造改革」なる夜警国家的資本主義の導入で増加の一途だ。こんな状況で道路だけ造っても無意味であり、維持費を考慮すれば無駄を生み出す源泉でしかなくなることくらい容易に分かる。道路にまつわる利権構造にメスを入れずして日本財政の根本的な改善は始まらないのだ。(M)

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