本号のトピックス
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★特設レポートComic City 67/初参加の大阪同人誌イベントの様子
★短期連載企画「ブログに見るWebページ構築と課題」第1回
★作品投稿について/PAC運営委員会
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★特設レポートComic City 67/初参加の大阪同人誌イベントの様子
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2008年1月13日(日)にインテックス大阪(大阪市住之江区)でComic City 67(以下「CC67」)が開催されました。芸術創造センターも協賛している「名探偵コナン」ジャンルの同人誌「2515アンソロジー」が発刊されるため、そのお祝いと陣中見舞いを兼ねてのことです。CC67の様子をレポートします。(主幹Moonstone)
大阪には何度か赴いたことがありますが、同人誌イベントのために赴くのは初めてでした。これまで赴いた同人誌イベントは全て東京で開催されたもので(昨年のオンリーイベントも東京でした)、大阪での同人誌イベントは存在こそ知っていましたが、これまで赴く理由がなかったのでずっと縁のないものでした。今回のCC67は芸術創造センター協賛企画の1つである「2515アンソロジー」が晴れて発刊されるということで、強行スケジュールを編成して早朝から大阪に向かいました。
CC67の会場はインテックス大阪で、最寄り駅(私はCC67主催者推奨のコスモスクエア駅)に始まる周辺の雰囲気は、コミックマーケットが開催される東京ビッグサイト(東京国際展示場)と似ていました。具体的には、(1)雑草が生えるだけの更地が多い(2)更地が多い一方で超高層ビルが建設されている(3)人口の増加で拡大・発展した町ではなく計画されつくした(が思惑どおりに進んでいない)人工的な町−というもので、臨海都心部開発を名目にした大規模且つ無駄な公共事業の典型例でした。最寄り駅からの混雑はなく、いたってスムーズに会場に到着出来ました。
開場時間である10:00を過ぎての到着でしたが、一般参加の入場はまだでした。入場の際に参加サークル一覧が掲載されたパンフレットを入場券代わりに購入する必要があることは知らず、多少面食らいました。同人誌イベントで実質的な入場料徴収に遭遇したのは今回が初めてです。その反動か、一般参加の行列は形成されていたもののコミックマーケットのように人が押し合いへし合いしながら地滑りのように進行するのではなく、私が列に並んで程なく始まった一般参加の入場はスムーズでした。コミックマーケットと違った点として(日程の違いもありますが)女性の比率がかなり高かったことが挙げられます。これは参加サークルでも同じで、女性の同人誌イベント参加が買う側だけでなく売る側でも大きな比率を占めるようになってきていることが感じられました。
開場は東京ビッグサイトと似た形状と広さで、混雑がそれほど酷くなかったため「2515アンソロジー」を発刊されたサークル様のスペースにはすんなりたどり着けました。スペースに居られた方々にご挨拶し、私も待望していた「2515アンソロジー」発刊のお祝いと陣中見舞いに持参した菓子折りを手渡し、目的の「2515アンソロジー」を購入。総勢10名の力作が集約された「2515アンソロジー」は100ページを優に超えるボリュームで、「名探偵コナン」ジャンルでは事前の説明が暗黙の了承とされているパラレル設定(登場人物は原作と同じだが職業や年齢が異なる)の同人誌として素晴らしいものです。
事前に入手した参加サークルの情報が3つ程度と少なかったこと、CC67にどのようなジャンルがあるのか殆ど把握していなかったことで、「名探偵コナン」ジャンルのサークルをひととおり回って、興味を持った同人誌を数札購入してから会場を後にしました。Comic Cityは定期的に開催されているとのことですので、既知のサークル様を中心に参加情報収集の幅を広げ、同人誌イベントの雰囲気を体感する機会を増やしたいと思います。(Moonstone 記)
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★短期連載企画「ブログに見るWebページ構築と課題」第1回
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久しぶりの短期連載企画は、最近多数見受けられるブログを中心に、Webページ構築技術とインターネット社会におけるマナーも含めて展開してまいります。第1回目の今回は昨今のブログの隆盛を取り上げます。(Web技術チーム)
芸能人や著名人はもとより個人でも、Webページを見るだけから作る側への参加が急速に広がっています。その要因の1つはやはりブログでしょう。ブログはISP(Internet Services Providerの略:電気通信事業法で定められたインターネット接続サービス提供企業)で契約したメールアカウントや無料Webページ構築スペースを必要とせず、Webページ作成後技術の知識がなくても、ブログサービス提供企業から提供される多種多様なページデザイン(テンプレート)から好きなものを選択でき、タグを使わずにWindows付属の「メモ帳」に文章を記述する感覚そのままに記述して「掲載」などのボタンを押せば即座にWebページが構成できます。
Webページ構築にはある程度のHTML(HyperText Markup Languageの略)に関する知識が必要で、form関連タグを使わないプルダウンメニューなど利便性の高いWebページの構築にはJavaScriptやCSS(Cascading Style Sheetの略:Webページのデザインを定義するファイル)の知識も必要とされ、これらがWebページを作る側への参入の障壁となっていました。一方、ブログは最低限掲載したい内容をPCをワープロとして記述できる知識と技術があれば良く、Web技術初心者を中心にWebページを作る側への門戸を大きく開くことになりました。
ブログサービスを提供する企業は多数あります。ISPやホスティングサービス(Webページ関連ファイルを多く保管できるHDD容量(主に数百MB以上)を提供すること)企業が提供するブログサービスは、契約者は無料で使えて契約者以外は有料か保存容量が契約者より少ないなど制限があるものが多いです。一方、無料大容量を謳うFC2(http://www.fc2.com/)などのホスティングサービス企業では、ユーザーIDを取得すれば(取得は無料の場合が殆ど)即座にWebページを開設できる準備が整いますが、Webページに強制的に広告が掲載されます。無料のサービス提供の代わりに広告が入るという構図はブログに始まったことではなく、TVやラジオではごく一般的に行われていることです。
ブログの活用方式は、日記、身の回りの出来事、社会情勢に関する考察などなど様々です。複数のカテゴリーが混在しているブログも多数存在します。こういった小回りが利くことも、運営方針をある程度明確にしておく必要があるHTMLを主体とするWebページでは意外に難しく、ブログがWeb技術初心者を中心に広く普及する要因と考えられます。(続く)
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★作品投稿について/PAC運営委員会
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投稿規程を設けて以来一度も投稿作品の受付がありませんが、当ページでは作品投稿を歓迎しております。規定に関しては投稿規程をご覧戴くとして、ジャンルはオリジナル小説、二次創作作品、ファンタジー、恋愛・・・。著作権侵害やマナー違反のもの以外は、既存のグループ以外の作品も受け付けています。新規ジャンルで複数回数の投稿が確約されるのでしたら、新規グループを立ち上げます。
「作品は投稿したいけど、このページはどうも敷居が高い」とお思いの方、ご心配は無用です。Moonstone主幹も暗中模索の状態から投稿を始め、それが進展して自分のページ立ち上げに至ったという経緯があります。「始めの一歩」は誰にでもあります。その「始めの一歩」をこのページで踏み出してみませんか?それがきっかけでネット作家として名を馳せることも決して夢ではありません。必要なのは貴方の作品とほんの少しの勇気です。
「こんな作品じゃ人前に見せられない」と不安になる気持ちも分かります。しかし、価値観で左右される命題において、賛否両論が生じるのは必然的です。非難や否定を恐れず、自身の制作スタンスを堅持して作品をネットを介してこの世に送り出して欲しい、と願わずにはいられません。当ページがその足がかりになれれば幸いです。皆様からの投稿をお待ちしております。(芸術創造センター運営委員会)
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編集後記
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●ガソリンや灯油など原油が高騰して久しい。「ガソリン価格の上昇に(一般市民は)車に乗らなければ良い」という主張は、原材料から加工品まで満遍なく食料品や各種日用品の価格が上昇している現実の前にはあまりにも空虚だ。食材を作るにしても機械を使う以上は原油の使用を避けられない。ましてや加工品となればその分原油を消費する。そこにガソリンや軽油、重油で運搬するのだから、ありとあらゆる局面で原油価格の上昇が生活物品の価格に上乗せされてくるのは当然のことだ。「車に乗らなければ良い」という主張は、自分の周辺しか見えていない論者の視野の狭さを示した格好である。
●原油価格の高騰の最大要因は、投機資金の流入だ。それまで証券や株式に群がっていた投機資金が原油市場になだれ込み、先物買いを加速して価格を上昇させている。投機資金は「儲かる」と思う市場に莫大な資金を注ぎ込み、短期間の売買で儲けたら即座に撤退する。「儲かれば良い」という思考だけで行動しているから、市場価格が一般市民の生活に与える影響など知ったことではない。投機資金を運用する集団であるヘッジファンドも、投機資金を提供するごく一つまみの富裕層も、市場価格の乱高下とは無縁の世界の生活を送れるだけの資金があるのだから、市場への影響など考える筈がない。
●需要と供給のバランスではなく、「金融工学」とあろうことか「工学」を標榜するマネーゲームに左右される市場を形成した元凶は夜警国家経済を実践し続けるアメリカであり、それに倣った日本など「先進国」の財界勢力だ。その財界勢力丸抱えの保守政党の政権交代など茶番であり、保守政党の政権交代を喧伝するメディアもまた市民生活の目線に立つことのないブルジョア階級であることに、いい加減気付くべきである。(M)
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