Moonlight PAC edition 第27号 2003.8.18発行
編集、発行:Moonlight PAC版編集委員会
運営委員会、集客数とリピーター数上昇策を検討開始
CGの公開、客員招致などが俎上に
[背景に手詰まり感と焦燥感]
安藤祐司:芸術創造センターは7月定例会議から集客数とリピーター数上昇策の検討に入りました。現在センター活動の主力であるSide Story Group 1の更新に伴う集客数が頭打ちの状態にあること、センターが本来主力にしたいオリジナル関係のグループの伸び悩み、寄せられる感想の数の著しい低迷などが背景にあります。
 具体策は現在検討中ですが、某大手検索ページ2つにページ登録を拒否されたことから検索ページへの登録は議題に上っていません。現在までに提案されている対策を以下に示します。
  • 1.版権CGの制作と公開
  • 2.客員(投稿者)の積極的な募集
  • 3.メールマガジンの発行
  • 4.更新ペースの上昇
 1.についてはかなりの賛同が得られているものの、本来オリジナル作品を主力に据えることを目標にしている当センターが版権に依存し過ぎるのは良くないという反対意見は根強く、また、CG制作技術がゼロに等しいこと、仮に公開出来るとしてもモノクロ作品になり、カラー作品が当然視されているCG界に進出するのは無謀ではないかということ、CG制作には相当の時間を要することから現在主力の文芸関係グループは勿論、再稼動を始めて間もない音楽関係グループや撮影機会が限られているPhoto Group 1の活動を阻害しかねないということなどが問題視されています。
 2.については、投稿規程をトップページ最上段に設置したにも関わらずまったく反応がないことから新規に客員を迎えるのは難しいという意見が大勢を占めており、また、著名な投稿作家を客員招致することは現実的に不可能と言えることから、気長に地道に客員の出現を待つしかないのでは、という消極的な態度を示す委員が多数を占めています。
 3.についてはアイデア的には賛同を得ていますが、内容をどうするか、定期的な発行を維持出来るのか、など問題が山積しており、実現するかどうかはまったくの白紙状態です。それに委員からはメールマガジン発行により本紙発行の意味がなくなる、という意見もあり、投稿作品公開の場でもある本紙を廃止してでもメールマガジン発行に踏み切ることが疑問視されています。
 4.については現在主力の文芸関係グループの委員から、これ以上のペースアップは不可能、と猛反発が起こっており、現在の更新ペースを考えると実現はほぼ不可能、という見方が大勢です。
 何れにせよ、Moonstone主幹も「手詰まり感を感じる」と表明していることから、具体策の早期発表、実現化が望まれるところです。
祝・Novels Group 3ご来場者数50000人突破
ご来場者の皆様に心から感謝します
[オリジナル関係グループでは突出した集客力]
 井上晶子:2003年8月15日に、創作文芸部門第3創作グループ(Novels Group 3)がご来場者数50000人の大台を突破しました。これは2003年8月16日付更新確認の際に判明したものです。
 Novels Group 3は1999年10月10日から「芸術創造センターこぼれ話」(以下、「こぼれ話」)で連載を開始した「雨上がりの午後」を編集、加筆、修正して公開しているグループで、発足当初は内容が「こぼれ話」と重複するからご来場者数の伸びには期待出来ない、という見方が圧倒的でした。しかし、活動開始以降オリジナル関係グループとしては順調に集客数を伸ばし、先行して活動を開始した創作文芸部門第1創作グループ(Novels Group 1)と同部門第2創作グループ(Novels Group 2)、その他音楽関係グループ、美術部門第1CGグループ(CG Group 1)を追い抜き、今回の50000人突破となったものです。
 Novels Group 3の担当でもある私が申し上げるのも何ですが、取り立ててて特徴のない恋愛小説を一つだけ公開するNovels Group 3が先行して活動を開始したオリジナル関係グループを続々と追い抜き、後続のNovels Group 1に約11000人もの大差を(オリジナル関係グループでは非常に大きな数字です)つけて50000人突破一番乗りを果たせたのは、やはりご来場者の皆様のお力添えがあってのものだと思っております。ご来場者の皆様には改めて深く感謝いたしますと共に、今後ともNovels Group 3をはじめとする芸術創造センターをよろしくご愛顧いただきたいと切にお願いいたします。
WebチームがメールフォームShooting Starを大幅改良
カスタマイズも容易な汎用メールフォーム
[ご要望に応じて無償配布します]
安藤祐司:芸術創造センターWebチームが、長年の課題であったメールフォームShooting Star(以下、「Shooting Star」)の大幅改良に成功し、2003年8月16日付更新に併せて更新しました。
 更新情報ではトップページの表記変更や一部改良などとなっていましたが、設置者(当センターではMoonstone主幹)にとっては使い勝手の良い機能を備えています。
 まず第一に、HTMLとPerlを知っていればカスタマイズが容易であるという点です。Shooting Starは自己完結型(他のプログラムとデータの受け渡しをせず、自前で処理する形式)ですが500行程度に収められており、表示部分と各種処理部分は明確に分離されています。このため、HTMLとPerlの知識があればカスタマイズが容易に行えます。
 第二に、送信内容をログに記録すると同時に管理者宛にメールでその内容を明確に通知するという点です。ログに記録するという安全網が張られている上、メールでも同じ内容を通知するため、サーバーダウンによるファイル破損や誤操作によるメール紛失の際も安全です。
 Shooting Starは著作権を放棄しないものの、当方との事前の約束を遵守していただけるのであれば、ご要望に応じてカスタマイズして無償配布する、とWebチームが明言しています。メールフォームが欲しい、けど好みのものが見つからない、とお嘆きの貴方、是非メール掲示板JewelBox、或いはShooting Starでお問い合わせください。
相互リンク募集中です!

 担当は私、井上晶子です。
PACでは相互リンクを歓迎します。申し出にはシャットダウンややむを得ない事情の場合を除いて、基本的に遅くとも2、3日後には対応致します。申し出や問い合わせは以下の宛先までお願いします。

msstudio@sun-inet.or.jp
念のために申し上げておきますと、リンクやブックマークは必ずトップページ(http://www.msstudio.org/pac/)にしてくださいますようお願いいたします。ただし、Novels Group 4の作品制作に参加された方で(参加回数は問いません)ご自身のWebページをお持ちの方は、例外としてNovels Group 4への直リンクを許諾しています。
こぼれ話が65000人を突破
Side Story Group 1が300000人を突破
Side Story Group 2が20000人を突破
グループ別御来場者数の考察
 担当は俺、安藤祐司です。
 前号発行から3ヶ月以上が経過しましたが、芸術創造センターのご来場者数は8月16日現在で芸術創造センターは473000人超、Side Story Group 1はとうとう300000人の大台を突破しました。また、Novels Group 3の源流である「芸術創造センターこぼれ話」のリスナーが早くも65000人を突破しました。また、久しく更新が停滞していて最近ようやく更新が軌道に乗り始めたSide Story Group 2が活動再開から程なく20000人の大台を突破しました。今後の活動に期待したいところです。
 さて、作品掲載量が多くてインデックスが重いSide Story Group 1のインデックス改造の件ですが、改造が内定したもののWebチームが多忙のため実行に移せず、本号発行の時点でもそのままになっています。出来るだけ早期のインデックス分離が望まれます。
 また、作品数が増大したことにより、複雑なTABLEタグを使用しているNovels Group 4の単独制作作品のインデックスがかなり重たくなってきており、現在Webチームと担当がインデックスの分離場所について協議を行っています。目的の作品まで最大3クリックで到達出来るよう、インデックスを軽くすると同時に分かりやすくて使いやすいレイアウトが必要でしょう。
ちょっとお喋り
〜ある喫茶店にて〜

このコーナーの担当はドルフィンリ−ナです。

リーナ:やれやれ、久しぶりの登場ね。でも、前号から約3ヶ月の間に、日本じゃきな臭い動きが顕著になってきてるわね。
ドルフィン:ああ。号外でも抗議声明を発表した有事法制、戦後初めて現に戦闘が行われている地域に地上軍を派兵するイラク特別措置法案が、何れもあまりにも短い審議時間にも関わらず数の力で強行採決された。日本が「戦争する国」へと着実に作り変えられていっているのが感じられる。
リーナ:これって、「逞しい日本人の育成」とやらを標榜して教育基本法を改悪して愛国心を押し付けようとしたり、過去の侵略戦争を正当化、美化する閣僚の発言と連動しているわよね。
ドルフィン:そのとおりだ。「愛国心」とやらが過去に日本やアジア諸国に何を齎したか、という反省がまったくないまま、今の教育現場の困難は全て教育基本法、ひいては日本国憲法に問題がある、だから変えてしまえ、という右翼反動主義勢力の策動が目に余る。奴らはいざ戦争となったら喜び勇んで戦争の最前線に踊り出たりはしない。安全な場所で旗を振って扇動するだけだ。こんな連中の言うことを鵜呑みにしていたらとんでもないことになる。それこそ「何時か来た道」だ。
リーナ:それにしちゃ、商業マスコミの捉え方は随分暢気なもんよね。暢気どころか煽ってるものもあるし。ホント、商業マスコミってのは何処まで行っても、記者クラブっていう仲良しグループで情報が垂れ流されるのを流しそうめんみたいに待ってるか、根も葉もないこと書いて勝手に大騒ぎしてるかのどっちかだなんて・・・。怒りを通り越して呆れるわ。
ドルフィン:商業マスコミは所詮、情報源である閣僚や省庁に張り付いて情報が出てくるのを待つか、でっち上げ記事を書いて偏見や誤解を齎すだけの、広告主であるスポンサーの顔色を窺いつつでないと何一つ行動出来ない腑抜け集団だ。過去の侵略戦争でこぞって国民の戦争熱を煽り立てて、無数の犠牲者を出したという反省がまったくない。それは8月15日の報道ぶりを見ていても分かる。当り障りのない、言い方を変えれば右翼反動勢力に睨まれないような範囲内でしか報道しない。商業マスコミの堕落此処に極まれり、だな。
リーナ:そんな中、侵略戦争特集を大々的に行ったのが「しんぶん赤旗」なのよね。でも、共産党は幹部職員、それも現職の参議院議員がこともあろうにセクハラをやらかして中央委員罷免、ってなったけど、あそこで除名出来ないようじゃ、共産党の自浄能力もまだまだ、ってとこね。
ドルフィン:残念だがそのとおりだ。常任幹部会委員という党の指導部の一員だからこそ、除名という断固たる処置と明確な事情説明が必要だ。共産党は「仲間内」意識を変えないと多数の国民の心を掴めないな。
編集後記
安藤祐司:久しぶりの発行となりました。紙面は思いニュースと明るいニュースがごった煮状態ですが、芸術創造センターの最新情報をお伝えしていきたいです。
井上晶子:知名度ゼロ、不安が先行する中から始めるオリジナル関係グループが50000人の大台を突破したのは嬉しいことです。これからも応援して下さいね。
ドルフィン:あと2年で日本は15年侵略戦争終結から60年を迎える。戦争体験者が減少していく中、戦争の無価値、無意味、悲惨さを語り継ぐ努力が必要だ。
リーナ:きな臭い動きが国会に充満してる。こんな国会を浄化するのは有権者の義務よ。どの政党がどんな行動をしたかよく調べて、きちんと投票することね。

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