日本は何時か来た道を歩む気か?!
参戦法案にMoonstone氏が反対の声明を発表
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[戦争による解決から国連主導の法の裁きヘ]
井上晶子:現在、アメリカで発生した同時多発テロに対する報復戦争への支援の為の法案(「対テロ対策特別措置法案」)が可決、成立へ向かって国会が緊迫した状況にあります。この問題を受けて、Moonstone Studio並びに芸術創造センター主幹のMoonstone氏が法案に反対の声明を発表しました。
Moonstone
・現在政府与党が中心となって可決、成立への動きを急速に進めている「対テロ対策特別措置法案」(以下、参戦法案)は、日本政府がこれまで憲法上認められないとしてきた集団的自衛権へ向けて、実際に行われている戦争に加わるための極めて危険な法律であると同時に、憲法の精神を蹂躙する許し難い法案である。
・政府与党は武器や医薬品、食料の輸送は集団的自衛権の行使には当たらないとしているが、これらはNATO(北大西洋条約機構)が集団的自衛権の行使として掲げているものであり、日本政府も1969年にこれら兵站活動が集団的自衛権であるとしており、国際的に通用しない詭弁である。
・また、政府与党は戦闘地域へは行かないとしているが、アメリカがミサイルを発射したり戦闘機を発進させている地域はコンバット・ゾーンとして戦闘地域の一部と見なされており、「ミサイルが発射された時点では殺傷行為をしていないから戦闘地域ではない」という政府答弁は詭弁と言う他ない。
・参戦法案は時限立法(期限付き)としているが、アメリカが「対テロ」と言えば延長可能で、アメリカがアフガニスタン以外の他国に対しても軍事行動の構えを見せている現状では、ほぼ無限に続く法案である。また、兵站活動は戦争の最前線で必要不可欠な行動であり、参戦そのものである。
・アフガニスタンではこの冬、数百万の人々が飢えと寒さで生命の危機に晒されており、また、アメリカを中心とする軍事行動は、テロの容疑者ビンラディンの身柄確保ではなく、アフガニスタン全体に対する報復戦争の様相を呈しており、これはアメリカ国防相の「アメリカのテロの死傷者と同じだけ、アフガニスタンの国民が苦しめば良い」という非道な発言を裏付けるものである。
・日本は戦力の永久放棄を憲法に謳う国として、軍事力による無差別攻撃から、国連主導の法と道理に基づいた粘り強い行動でテロ組織を資金的、行動範囲的に包囲し、テロ組織を厳しく裁く道へのイニシアチブを発揮するべきであり、アメリカに従属して戦争に参加し、戦死者を出すような参戦法案に強く反対するものである。
井上晶子:現在、ブッシュ大統領に対して報復戦争反対の署名運動がweb上で行われています。http://www.thepetitionsite.com/から「CALL FOR PEACE & JUSTICE!」をクリックして、署名(表示を隠せます)とメッセージを残してください。「殺し合いに目的あっても正義なし」。Moonstone氏の言葉に少しでも共鳴するなら、是非とも署名運動にご協力ください。宜しくお願いいたします。
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相互リンク募集中です!
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担当は私、井上晶子です。
PACでは相互リンクを歓迎します。申し出にはシャットダウンややむを得ない事情の場合を除いて、基本的に遅くとも2、3日後には対応致します。申し出や問い合わせは以下の宛先までお願いします。
msstudio@sun-inet.or.jp
念のために申し上げておきますと、リンクやブックマークは必ずトップページ(http://www.msstudio.org/pac/)にしてくださいますようお願いいたします。ただし、Novels Group 4の作品制作に参加された方で(参加回数は問いません)ご自身のWebページをお持ちの方は、例外としてNovels Group 4への直リンクを許諾しています。
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Side Story Group1が80000人を突破
グループ別御来場者数の考察
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担当は俺、安藤祐司です。
Side Story Group 1の強さは相変わらずです。原稿執筆時点で80000人以上のご来場者を迎えており、90000人到達も時間の問題と思われます。グループの目玉作品である「魂の降る里」が隔週ないしは4週おきに公開されていることが人気の秘密でしょう。
また、創作文芸部門ではNovels Group 3がNovels Group 1を上回り、1000人以上の差をつけて第1位を独走しています。隔週更新が影響しているのでしょう。Novels Group 1の早期活動再開を期待したいところです。
前号から今号に至るまでカウンターの不正操作が行われたため、Side Story Group 1以外のグループは実際より約4000人多くカウントされています。そのため正確な推移は分かりませんが、更新が久しく停止していたPhoto Group 1が活動を再開したこともあり、他のグループへのカンフル剤になることが期待されます。
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ちょっとお喋り
〜ある喫茶店にて〜
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このコーナーの担当はドルフィンとリ−ナです。
リーナ:対テロ対策特別措置法案に対するMoonstoneの反対声明、前回にも増して激しい口調ね。
ドルフィン:法案の中身を見ればその違憲性は一目瞭然だ。物資輸送は戦争と切り離せないものであって、それに参加することは、相手側にしてみれば、敵が増えたとしか認識されないだろう。憲法が禁じる集団的自衛権の行使に他ならない以上、このページの代表者として反対の意思表示をするのはむしろ当然のことだろう。
リーナ:「戦争に目的あっても正義なし」。Moonstoneが言ってる言葉、ドルフィンも作品中で言ってるよね。確かに戦争に「テロ組織打倒」「王制打破」とか目的はあっても、そこに殺し合いがある以上、どちらが正義なんて言えないわよね。あえて言うなら「勝った方が正義を名乗れる」だけなのよね。
ドルフィン:そうだ。そこに戦争の怖さがある。目的を掲げればそこに多かれ少なかれ人が集う。そしてその集団が武器を持ってぶつかれば必然的に殺し合いになる。殺人を法律で禁じておきながら戦争では人殺しを是とする矛盾、二度の世界大戦を通して人間が学んだ戦争の違法性を再確認する必要がある。
リーナ:ドルフィンも作品中で大漁殺戮をしてるけど、自分が正義だなんて一言も言ってないよね。
ドルフィン:自分が正義だと言って良いのは、武器を持っていないときだけだ。力なき正義は偽善だという輩も居るが、俺はそうは思わない。ただ無抵抗なだけだ。平和を求めるのは人類不変の心理だと各国の指導者達は自覚すべきだろうな。
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