文芸部門担当からの情報です。
PACの主要コーナーの一つとして設置された文芸部門では、全グループが一斉に作品を公開。それぞれの方針に沿った活動を
展開するべく第一歩を踏み出しました。文芸部門は執筆方針の違いにより3つのグループを設置しています。
大長編を世に送り出した第1創作グループ
第1創作グループは実に10年以上企画検討と執筆を繰り返した「Saint Guardians」のPrologue、Act1の4編を公開しました。
作品は現実の世界を思わせる舞台作りを目指しています。同時にこれらが単に複雑で読み進めるのが苦痛にならないように、
読者が違和感なく作品の世界に入り込めるような工夫が必要です。
その一環として、本文中青色で表記されている世界設定に伴う造語や名称について(今後の展開を明らかにしない範囲で)
解説するために、フォームで用語解説を設けました。
社会風刺を前面に押し出す第2創作グループ
第2創作グループは、まず3作品の導入部分を公開しました。「外来語帰化推進協会」は国語保護を、「女性帝国」は女性運動を、
「慈善「死」医療」は脳死と臓器移植をテーマとして、それらが無批判に、或いは強制的に行われた世界を描いています。何れも
現実世界のパラレルワールドを想定しており、文章にどれだけ風刺や批判を折り込めるか、同時にそれらが前面に出過ぎるあまり、
文芸作品としての意味合いを無くさないようにすることが必要でしょう。
PACにSSという新境地を開いた第1SSグループ
第1SSグループは、SS作家としての記念すべきデビュー作、「あるまどろみの風景」全5作品を公開しました。
これまでに執筆した作品は、全て本ページ開設前に他ホームページに寄稿しており、現在のところ本ページ独自の作品はありません。
本ページ独自の作品はこれからの課題です。
揃い踏みはしましたが、問題はこれからです。
文芸部門はこれまでに少しずつ作品を企画、執筆してきています。今回の公開は言うなれば「貯金」を一部取り崩したもので、
本HPが目標としている隔週、月1回の更新ペースを守るか、或いは敢えて不定期にするかは質の維持を考えると判断が難しいですが、
どちらも来訪者の頻度や数に密接に関係するだけに、出来る限り両立を図っていきたいところです。
いずれにせよ、各グループの精力的な活動が必要なことは間違いありません。