Moonlight 第14号 2001.8.20発行
編集、発行:Moonlight編集委員会
Moonstone Studio、盗聴装置設置に反対の声明を発表
前号に続き、対決姿勢を明確に示す
[これはネット関係者全ての問題です]
フィリア:前回更新してこれで数ヶ月は出番なし、だと思ってたんだけど、予想以上に早く最新号が出たわね。どういう風の吹き回し?
Moonstone:率直に言って、洒落にならないことです。警察が電子メール全てを監視、盗聴する装置を主要警察本部に設置すると発表したんです。
フィリア:?な、何よそれ!どうして警察があたしとアレンのラブラブメールまで覗き見するわけ?!信じられない!
アレン:ラブラブメールって、フィリアが一方的に送ってくるだけじゃないか(汗)。それは兎も角、これってネット関係者全てに関わる重大事項ですね。
渡辺文彦:幾ら容疑者のメールアドレスを入力しない限り大丈夫、とは言っても、その装置を全てのメールが通過する以上、警察による監視、盗聴はさけられないだろう。
渡辺潤子:それに犯罪に関係するかどうかは、警察が判断することだってことも忘れちゃ駄目よ。
フィリア:警察のさじ加減で、どの人のメールでも覗き見できるってことですよね?
渡辺潤子:そうそう。これは予備的盗聴っていうんだけど、犯罪に関わってないから大丈夫って思ってても、友人や家族が何かで容疑をかけられたら、その人に関係する全てのメールが監視、盗聴の対象になるのよ。
Moonstone:おっしゃるとおりです。また、容疑者かどうかは警察が判断することですから、結局全てのメールを監視、盗聴することになってしまいます。ですから今回、かなりの強硬日程を承知の上で本紙とPAC版を更新した次第です。
渡辺文彦:恐ろしい監視国家が実現しつつあることを、読者諸氏にはしっかりと認識して欲しいな。それに、この盗聴装置の基となっている盗聴法案に賛成して成立させた政党もよく頭に叩き込んでおくべきだろう。
アレン:普通の手紙でも勝手に他人に見られたら怒るのに、電子メールを勝手に、それも自分の知らないところで見られるってのは、怖いことですね・・・。
フィリア:アレンとあたしのラブラブメールもおちおち送れないなんて、嫌な世の中よね。
アレン:・・・迷惑メールって問題もあるってこと、教えるべきかな?
渡辺潤子:教えておいた方が良いかもね(笑)。でも、さっきアレン君が言ったように、普通の手紙でも勝手に見られたら怒るんだから、電子メールも同様、或いはそれ以上に怒る筈。そのことを理解して欲しいわね。
Moonstone:そうですね。これを読んだ方は、まだ知らない人に伝えて、警察のメール覗き見反対の声を高く、大きくして欲しいです。
相互リンクを募集しております
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Moonstone Studioの新コンテンツ案
リンク設置場所の調整が難航
 このコーナーの担当は私、渡辺文彦です。
 前号でお知らせしたとおり、トップページの背景画像を一堂に会した「仮想世界画廊(仮称)」の設置は決まりましたが、リンクの設置場所を巡って調整が非常に難航しています。
 現在出ている案は、本紙に設置する案、新コンテンツとしてトップページに加える案、そして、現在「仮想世界画廊」とある場所に設置する案の3つです。現時点で有力なのが3番目なのですが、画像を自由化する場合、半ば制作者の努力の結晶を放置するようなものだという反発が強く、結論が纏まる見通しは立っていません。
 中央運営委員会では、最長でも9月末までには結論を出す方向で一致していますが、この期日までに結論が出るかどうかは微妙な情勢です。場合によっては芸術創造センターに移管するという案も浮上してきており、芸術創造センター初の美術系オリジナルグループとして起動する可能性もあります。

夏は夜〜ある談話室にて〜

このコーナーの担当はアレンフィリアです。

フィリア:あーあ、今回もMoonstoneは対決姿勢を見せたわね。それも今度は警察権力に。
アレン:でも、問題があるなら反対の姿勢を明らかにするって事は重要だと思うよ。問題なのは「自分には関係ない」って見過ごすことだよ。
フィリア:それもそうよね。前号のJASRACの件といい、今回の警察の盗聴といい、特権を悪用するようなやり方が横行してると思わない?
アレン:そりゃ思うさ。自分達の都合で本来最大多数に有効な行動をするために与えられた特権を、さも自分達がその特権をどう使おうと勝手だろう、みたいなやり方は腹立たしいよ。
フィリア:そうそう、それに芸術創造センターは、掲示板とWordSpheresの閉鎖に追い込まれたわよね。あれも匿名っていう特権を利用した荒らしによるものなのよね。
アレン:折角此処最近掲示板が賑わいを見せてたのに、カウンタは無茶苦茶増やされるわ、人格攻撃されるわで、対応に当たっていたMoonstoneさんも我慢の限界に達して、掲示板と次の標的になると判断したWordSpheresを閉鎖したんだ。あれは止むを得ない判断だったと思う。
フィリア:匿名なのを良いことにやりたい放題やるなんて、JASRACや警察とあんまり変わらないような気がするわ。
アレン:掲示板の復活予定は今のところないっていうし・・・。Moonstoneさんも結構ショックを受けてると思うよ。
フィリア:でも、このページはMoonstoneが運営してるんだから、もっと強い態度に出ても良いような気がする。管理人の自分が荒らしと判断したら問答無用で発言を削除するくらい。それに御来場者数をあまり気にしないこと。これらに尽きるわね。
アレン:そうだね。いずれにせよ、今は掲示板復活を待とうよ。今度は後味悪くない賑やかさを得られると良いね。
編集後記
フィリア:随分早い更新になったわね。・・・だったら、私達の話もこの調子で更新して欲しいわね。Moonstone、頼んだわよ!
アレン:掲示板での荒らし行為、警察のメール盗聴・・・。どれも与えられた特権を悪い方向に使ってると思う。正々堂々と出来ないのかな・・・。
渡辺文彦:警察のメール盗聴は対岸の火事じゃない。ネットに関わる全てのユーザーに降りかかる大問題だという認識を持ってくれると嬉しいんだが。
渡辺潤子:誰だって見られたくない、聞かれたくない話はあるわ。それを捜査名目で簡単に見れちゃうようなシステムや法案は即刻廃棄すべきじゃないかしら?

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