2020年4月2日更新 Updated on April 2nd,2020
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2020/4/2
[どこまで無線LANが使えるか]
 稼働を開始した大規模システムに関係して、無線LAN制御を導入する計画を立案中。それほど解像度やフレームレート(更新速度)は高くなくて良いとはいえ、動画を扱うのと、配線をあまり使えない環境なので、無線LANで出来る限りの速度を目指す必要があります。下準備がなかなか大変で、何処で実験するかも悩みどころです。
 僕だけだから気にする理由はないってことか。喜ぶべきところかな。男扱いされてないんじゃって一瞬思ったけど、そうだったら今日みたいな地獄の拷問はしないよな。あれは、襲おうとしたのが僕じゃなかったから…だよね?

「私が大好きなヒロキさん以外に、触れさせるわけにはいきません。見せるとしても、見える前提である水着までです。」
「じゃあ…僕だったら…。」

 僕はシャルの肩を抱いて引き寄せる。少し勢いがついたことで、シャルは僕の左肩に頭を軽く乗せる。ほんのり赤く染まる頬と大きな瞳、艶のある唇が間近にある。少し視線を下に向けると、豊かな2つの球体が半分ほど湯面から顔を出している。僕のシャル…。
 興奮が緊張を上回ってきた僕は、シャルの唇を塞ぐ。柔らかく弾む唇。上下の唇の合わせ目に舌を差し込む。合わせ目は抵抗なく開いて僕の舌を受け入れる。少しのタイムラグを挟んで、僕の舌と交錯してシャルの舌が僕の口に入ってくる。唇と舌が離れないように、距離を限界まで詰める。
謎町紀行 第1234回
written by Moonstone
「初めてなのはお互い様ですよ。」
「それは確かに…。シャルは恥ずかしいとか、そういう気持ちはない?」
「ヒロキさんしかいませんから、特に何とも思いません。」

2020/4/1
[年度は替わるが状況は変わらない]
 社会人の1人としては年度が替わる方が大きな節目ですが、続いている本業が消滅するわけでもなし。更新頻度が鈍足になって久しいこのページも、特段何も変わりません。個人のHTMLベースのWebページで、細々ながらも21周年、22年目を迎えるのは、かなり少ないでしょう。貴重なのか異端なのか。
 22年目も地道に続けていくつもりですが、技術面では先行してMovie Group 1の作品ページに実装したHTML5への刷新を進めたいところです。公開済みの作品、特にテキストベースは手を出しかねますが、HTMLベースだからこそできることを模索したいです。

22年目の芸術創造センターをよろしくお願いします!(^-^)

 風呂は…やっぱり部屋風呂かな。折角備え付けだし。とは言え…気恥ずかしさは消えない。咲夜あれだけのことをしておいて…と思ったら、余計に身体が熱くなってきた。さっさと脱衣スペースを経由して部屋風呂に入る。もっと堂々と振る舞えれば良いんだけど…。

「隣、良いですか?」

 少しして、背後から声がかかる。昨日と同じで髪をアップにして、バスタオルを巻いただけのシャルが立っている。それだけで心拍数が急上昇する。

「ど、どうぞ。」
「では。」

 シャルはゆっくり左足から湯に浸していく。両脚を浸したところでその場に直立して、バスタオルを取って後ろの岩に置く。そしてゆっくり湯に身体を浸していく。昨日と同じ並びとシチュエーション。興奮より緊張が先行して全身を支配していく。

「まだ慣れませんか?」
「1日2日じゃ到底無理だよ。今まで経験があればまだしも、僕は初めてだから…。」

謎町紀行 第1233回
written by Moonstone

「明日も朝から移動を始めた方が良いね。風呂に入って寝よう。」
「はい。」

2020/3/31
[拍子抜け]
 大型の業務発表が突然中止の連絡が入りました。関係者の意見を受けて修正を重ねて資料が完成した直後で、最悪のタイミングです。資料は結局提出が必要で、それを利用して書類を作成できますが、土壇場の方針転換はげんなりします。他にもすることは目白押しなのは変わりません。
 桜蘭上人が弥勒菩薩を特に重視していたのは分かったけど、もし桜蘭上人が何かを隠すことを考えたとしたら、弥勒菩薩の梵字を象った配置をそのまま活用するとは限らない。梵字を象った配置に目を向けさせて、本当に隠したいもの−それこそヒヒイロカネを別の方法で隠蔽しているとも考えられる。
 桜蘭上人がヒヒイロカネを知っていたかどうかは分からない。だけど、この世界とシャルが創られた世界では、時間の流れがかなり違うようだから、手配犯がバラバラにこの世界に逃げ込んだことが、異なる年代にヒヒイロカネが持ち込まれた確率もある。その1人が、桜蘭上人が健在だった時代だったことも。
 手配犯の逃亡経路とヒヒイロカネが繋がった。そしてそれは最大の謎−アヤマ市限定で発生している不可思議な現象の発生理由に繋がる可能性も見えてきた。手配犯を追跡して身柄を拘束するのが、一連の謎を解くカギになるだろう。そのためにはひたすら移動と捜索を続けるしかない。
謎町紀行 第1232回
written by Moonstone
「札所の配置は弥勒菩薩を本尊とする寺でも、ヒヒイロカネが隠されているのは弥勒菩薩とは特に関係ないことも考えられる。」
「確かに…。」

2020/3/30
[ひとまず準備完了]
 憤懣やるかたない中、今週予定されている重要事項−大型の業務発表で使用する資料を作成しました。関係者の意見を受けて修正・改訂しつつ、他の業務をこなしていく日常です。大規模システムの稼働や拡張も加わりますし、気が抜けません。過労で発熱しないように注意します。
「順に辿っているのはあくまでカモフラージュで、実際は弥勒菩薩を本尊とする寺に焦点を絞っていることも考えられるね。」
「その確率も考えられますね。」

 手配犯は、何故か厳生寺の本尊にヒヒイロカネが隠されていたのを知っていた。そこから考えられることは、追跡の手を逃れるために敢えて札所を順番に辿るふりをして、実際は弥勒菩薩を本尊とする寺−マーカーの数を数えると8か所をターゲットとしているとも考えられる。
 桜蘭上人は秀でた測量・土木建築技術で、尋常じゃないところにも札所を建立した。そこには厳生寺の本尊のように、実は知られていない事実が隠されていることは十分考えられる。手配犯はその匂いに気づいて、追跡から避けつつ謎解きをしながら各所を巡っているんじゃないだろうか。

「札所を順番に辿るのと同時に、本尊をスキャンしてみよう。厳生寺と同じようにヒヒイロカネが隠されているかもしれない。」
「弥勒菩薩を本尊とする寺に絞る方が、より効率的だと思いますが。」

謎町紀行 第1231回
written by Moonstone

「次に手配犯が向かうとすれば…、何故か律義に札所の順番で移動しているみたいだから、第22番札所かな。」
「なぜ手配犯が札所を順に辿っているのか不明ですが、その確率が高いですね。」

2020/3/29
[どの年代のどんな行動が感染を広めたか]
 東京都の無能知事もここぞとばかりに出て来て、「若者が無意識に感染を広げる恐れがある」だのほざいて危機感を煽りました。ですが、暢気にクルーズ旅行で感染し、下船後にスポーツクラブや料理屋に行った者の年代は?症状がありながらバス旅行に勤しんだ者の年代は?若者に責任を押し付ける東京都知事や専門家会議。これらの年代は?真に外出を自粛すべき年代を放置し、若者の責任を喧伝するなら、これらから排除すべきです。こんな連中も組織も不要です。
 弥勒菩薩を本尊とする他の寺も、桜蘭上人が密接に関わっている。弥勒菩薩を特に重視するからこそ、弥勒菩薩を本尊とする札所を、弥勒菩薩の梵字を描くように配置したんだろう。桜蘭上人は優れた僧侶であると同時に土木建築にも秀でていたそうだ。だからこそジャバラ川を平定できたんだろう。

「−桜蘭上人は、弥勒菩薩を本尊とする寺を、弥勒菩薩の梵字を描くように配置するだけの測量も出来たってことか。」
「そう考えられます。過去だからすべての技術が現代より劣るというのは、現代を生きる者の思い上がりです。」

 確かにGPSもレーザーを使った測量機器も重機もないから、時間はかかっただろう。だけど、現代の技術で再現できないものは数多い。室町・鎌倉時代の国宝級の日本刀や、ブラウン管のような湾曲したガラス管は、これだけAIだのがもてはやされても再現できない。ロスト・テクノロジーは意外に多い。
 ヒヒイロカネが隠されていたハネ村のオウカ神社も、遠く離れた場所の神社の境内が、隠し場所を示す暗号になっていた。シャルの計算でも、誤差は微々たるもの。GPSがなければ太陽や月、星の位置や動きで方位や距離を測定した。現代はGPSがなければ自分の位置も分からないのか、と嘲笑される側だろう。
謎町紀行 第1230回
written by Moonstone
 法勝寺は開祖桜蘭上人の生家跡でもあり、桜蘭上人は弥勒菩薩の啓示で出家し、新道宗を開いた。厳生寺は荒れ狂うジャバラ川のほとりで、疫病の蔓延もあって住むことは出来ないと言われていた土地を弥勒菩薩の加護を受けて平定し、修行の地とした。どちらも桜蘭上人ゆかりの地と言える。
2020/3/28
[働く年代を押し込み、享楽に溺れる年代を自由にする愚策]
 頭痛以外は回復・解消しましたが、念のため安静にしています。元はと言えば、コロナパニックで業務発表が軒並み中止になった代わりに、通常業務が前倒しで一気に押し寄せ、急場の対応の連続による過労が原因。気晴らししようにも自粛自粛。一方で、老人は元気に買占め買い溜め、旅行にジム。まさに老害による老害のための愚策です。

「弥勒菩薩をキーワードとすると、弥勒菩薩を本尊とする寺の配置を、このようになぞることが出来ます。」
「…梵字じゃない?これって。」
「聡いですね。新道宗が弥勒菩薩を信仰のキーワードにしていることが、こんなところにも表れています。」

 シャルが説明する。新道宗は修行を重ねることで弥勒菩薩の加護を得て、ともに仏陀になることを目指す宗派だ。弥勒菩薩は56億7千万年後にこの世界に現れて悟りを開いて仏陀になり、人々を救済するとされている。その修行の1つとされているのが巡礼。法勝寺と厳生寺が揃って弥勒菩薩を本尊とするのは、相応の背景がある。
謎町紀行 第1229回
written by Moonstone
 赤いマーカーの内、幾つかが青色に替わる。これにも規則性や特徴はない…?あれ?この配置、何処かで見たような…。
2010/3/27
[低気圧で頭痛が生じる体質になってきたか?]
 安静にして、立っていられないほどの疲労感や発熱は解消しました。ただ、風邪の前兆の時とは違う頭痛が延々と続いています(しかも頭痛で起こされた)。昨日から曇りや雨で、低気圧だと頭痛が生じる体質になったとすれば…。すべて休養に徹することは出来ないので、頭痛に耐えながら進めるしかないか(溜息)。
 恐らく、アヤマ市の現象にも、手配犯が何らかの形で絡んでいる。恐らく本尊に隠されていたヒヒイロカネが鍵だと思う。予断は禁物だけど、確率は十分あると思う。逆に、ヒヒイロカネが原因でないとすると、もはや超常現象でしかなくて説明のしようがない。

「ヒロキさんの推測は、正解の可能性が高いかもしれません。」

 シャルは、TV画面に地図を表示する。赤いマーカーは新道宗の巡礼ルートである33か所の札所だろう。見たところ配置に規則性や特徴はない。それにしても、山奥とかに多い。ハネ村で攻防の舞台の1つになったコウザン寺も、駐車場から境内までは徒歩で行けない場所にあった。どうやって建立したのか率直に疑問だ。

「法勝寺と厳生寺の共通点は、本尊が弥勒菩薩だということです。33か所の札所のうち、弥勒菩薩を本尊とする寺は、この配置です。」

謎町紀行 第1228回
written by Moonstone
 厳生寺そのものは、僕とシャルの捜索対象から外れたと見て良いだろう。問題は、その本尊。本尊の内部にヒヒイロカネが隠されていたのも驚きだけど、本来住職しか知らない筈の存在を手配犯が知っていて、言葉巧みに法勝寺の本尊をある意味代替品として持ち出したのも驚きだ。
2020/3/26
[回復途上]
 過労で発熱して寝込んでから丸1日以上経過しました。発熱の再発はありませんが、体力と食欲は6,7割といったところ。本当は次の休日は安静にしたいのですが、重要事項が控えているので終日の休養は出来ません。働き方改革?何ですか?その妄想は。
 夜の温泉街は、予想外に人が居た。昼間は別のところに行っていたんだろうか。飲食店と通りが賑わいを見せて、別世界に来たような錯覚を覚えた。そんな中でも、浴衣姿のシャルは際立っていた。その場にいるだけで視線を集めるシャルと手を繋いで歩くことに、緊張と少しばかりの優越感を覚えた。
 一頻り町を巡って、カフェで寛いでから旅館に帰還。一転して今日の総括と明日以降の検討に入った。移動が多くを占めた今日は、数々の謎を繋ぐ鍵になり得る手配犯とヒヒイロカネの存在が急浮上した。手配犯は何処に行ったのか。そして、アヤマ市の不可思議な現象はヒヒイロカネと関係があるのか。
 SMSAから、ある意味代替品にされていた法勝寺の本尊が、法勝寺に戻されたこと、厳生寺に巣食っていた邪気、すなわち住職と半グレ集団は全員重傷で病院に収容され、逮捕監禁と強盗傷害の疑いで様態が回復次第逮捕されること、巡礼者から奪った金銭の分配で仲間割れを起こしたと扱われていることなど、後始末の結果がシャルを介して報告された。
謎町紀行 第1227回
written by Moonstone
 オクセンダ町の旅館に戻った時には、あたりはすっかり夜。先にシャルが旅館に連絡を入れてくれたことで、夕食がお預けになることはなく、部屋でゆったり食事を堪能。それから夜の温泉街を巡った。提灯の明かりが照らす町は、神秘的な雰囲気を漂わせていた。
2020/3/25
[過労で発熱して寝込む]
 漫画などであるキャプションの事象を実体験する羽目になりました。幸い発熱は控えめで一晩で収まりましたが、更新は到底不可能でした。まだ重要事項が控えているので、当面縮小します。
 同様のことが、O県に過半数が存在する新道宗の札所にもあると考えられる。どのような封印なのかは勿論今は分からないけど、新道宗の開祖桜蘭上人が、ただ思い付きで寺を配置した結果じゃなくて、何かの意図があったと考えることは出来る。この世界の過去に手配犯とSMSAの攻防が関係しているように。
 ナチウラ市には巨大なヒヒイロカネの怪物だったクロヌシがいて、それを操っていた天狗が手配犯と思しき人物で、それと戦い勝利したSMSAの職員らしい人物が阿弥陀如来の加護を受けた旅の僧侶として伝えられていた。あながち荒唐無稽な推論だとは思えない。過去の文明レベルや宗教の認識に立って考えると、見えなかったものが見えるかもしれない。
 厳生寺に蠢いていた邪気の始末と本尊の返還は、SMSAに任せるのが良い。僕とシャルは、確かに厳生寺に来ていた手配犯と、持ち出された本尊に隠されていたヒヒイロカネの行方、そしてアヤマ市を覆う謎の現象を追う本筋に戻ろう…。
謎町紀行 第1226回
written by Moonstone
 陰陽五行説では、方位や配置を重視する。代表的なものは北東の方角である鬼門。平安京こと京都市の鬼門には比叡山延暦寺、江戸こと皇居の鬼門には東叡山寛永寺がある。東叡山寛永寺は、その名のとおり東の比叡山として、皇居を守護する重要な役割を任された。
2020/3/24
[プログラムが壊れた?]
 大規模システムの実証実験で、基本的には成功したものの、幾つかのモジュールのプログラムが修復不能なレベルで破損したようで、対策に苦慮しています。何しろリセットも効かないし、強制上書きも出来ない状態では、手の出しようがありません。丸ごと交換するにもモジュールが足りず、どうしたものやら…。
 その暗号は必ずしも文書や地図であるとは限らない。建物や道路の配置は一見分からない、「灯台下暗し」を地で行く暗号だ。実際、この手の暗号はハネ村のオウカ神社に安置されていたヒヒイロカネがそうだった。これと同じ方法でヒヒイロカネを隠していることは十分考えられる。
 バランスが崩れて妙な現象が発生することは、まったくないとは思えない。方向性は違うけど、現在の京都市である平安京や、現在の皇居である江戸城は、陰陽五行説に基づいて設計されている。邪気から重要拠点を守護する寺社仏閣を配置するため、英知を結集して設計された一大国家プロジェクトと言える。
 占いや呪いが出鱈目なものと一笑するのは簡単だ。だけど、医療も不十分で科学なんて概念もなかった−正直この点は現代でも怪しいけど−時代には、呪いや神仏の怒りは目に見えない強力な暗殺者そのものだった。だからこそ、占星術や陰陽道が政治に深く関与して、何とかして重要拠点を守ろうとしたのは事実だ。
謎町紀行 第1225回
written by Moonstone
 手配犯は元々人数がさほど多くない上に、SMSAに追われて散り散りになって逃げるしかなかったし、通信機器もこちらの世界では文明が違いすぎて使えなかっただろう。この世界に持ち込まれたヒヒイロカネを、手配犯が後で探し出したり出来るように、暗号なり何なりを残していると考えられる。
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