Moonlight PAC edition 第43号 2006.2.20発行
編集、発行:Moonlight PAC編集委員会
本号のトピックス
★2006年夏のコミックマーケットへの申込みを断念/製本作業は継続
★事務局に製本準備委員会を設置/製本対象の選定や進行状況などを報告
★作品投稿について/PAC運営委員会
★2006年夏のコミックマーケットへの申込みを断念/製本作業は継続
 前号(第42号)で2006年夏のコミックマーケット(以下「コミケ」)へ参加の方針を表明しましたが、執筆者の急激な多忙に加え、事務局で行った製本作業に必要な行程調査でも明確にならなかったこと、製本対象作品を絞り込めなかったことから、コミケへの出展を期待されていた方には申し訳ありませんが、コミケ申込みを見送りました。言い換えますと、コミケへの参加は見送ると言うことです。申込書は無事取り寄せましたが、出展の可否を決定される前提条件である申込みすら出来なかったことは、痛恨の思いです。

 しかし、「今回のコミケ申し込み断念=製本作業中止」という公式は成立しません。事務局は製本対象作品を収録しているグループと引き続き共同歩調を取り、製本作業を進めていくことを決定しました。Moonstone Studio芸術創造センターのWebページ開設からもう直ぐ7周年を迎えることもあり、1つの区切りとしてこれまで執筆してきた作品の製本を行おうというものです。

 今後の製本作業につきましては本紙でも逐次お伝えしますが、製本対象や進捗状況など詳細は、別項で紹介する製本準備委員会でお伝えしていきます。どの作品が本という手に取って見られる形になるのか。現在の様子はどうなのか。ご期待ください。(芸術創造センター事務局/PAC運営委員会)
★事務局に製本準備委員会を設置/製本対象の選定や進行状況などを報告
 別項で報告のとおり、今回はコミケ申込みを断念することになりましたが、製本作業は継続することが決定されたのを受け、事務局では製本準備委員会を設置することにしました。これと同時に、ご来場者様と芸術創造センターとの交流という意味合いがある無記名アンケート「Milky Way」を喫茶店Dandelion Hillに移管することになりました。

 製本準備委員会では(1)製本対象作品のご紹介、(2)製本作業の進捗状況報告、(3)製本具体化の際には何冊印刷するか−などのかなり突っ込んだ内容をお伝えしていきます。製本準備委員会は製本対象作品を収録しているグループと情報交換を密にし、基本的にPCでしか読むことが出来なかった作品が本という新たな形を成していくことをお伝えすることで、Webページ開設以前を含めると20年以上に及ぶ執筆活動の延長線上に生まれた製本作業に初めて取り組み悪戦苦闘する様子を感じていただければ、と思います。

 これまでの事務局の調査でも、製本作業は決して容易なものではないこと、Webとは違って一度形になったら後日訂正ということが出来ない大きな要素を備えていることが分かっています。それらにどのように取り組み、どのように解決していくか。ものは瞬間的に生じる、という風潮が蔓延る現在、現場の泥臭い作業を知っていただくことは決して無駄ではないと考えています。どうぞよろしくお願いいたします。(芸術創造センター事務局製本準備委員会)
★作品投稿について/PAC運営委員会
 投稿規程を設けて以来一度も投稿作品の受付がありませんが、当ページでは作品投稿を歓迎しております。規定に関しては投稿規程をご覧戴くとして、ジャンルはオリジナル小説、二次創作作品、ファンタジー、恋愛・・・。著作権侵害やマナー違反のもの以外は、既存のグループ以外の作品も受け付けています。新規ジャンルで複数回数の投稿が確約されるのでしたら、新規グループを立ち上げます。

 「作品は投稿したいけど、このページはどうも敷居が高い」とお思いの方、ご心配は無用です。Moonstone主幹も暗中模索の状態から投稿を始め、それが進展して自分のページ立ち上げに至ったという経緯があります。「始めの一歩」は誰にでもあります。その「始めの一歩」をこのページで踏み出してみませんか?それがきっかけでネット作家として名を馳せることも決して夢ではありません。必要なのは貴方の作品とほんの少しの勇気です。

 「こんな作品じゃ人前に見せられない」と不安になる気持ちも分かります。しかし、価値観で左右される命題において、賛否両論が生じるのは必然的です。非難や否定を恐れず、自身の制作スタンスを堅持して作品をネットを介してこの世に送り出して欲しい、と願わずにはいられません。当ページがその足がかりになれれば幸いです。皆様からの投稿をお待ちしております。(芸術創造センター運営委員会)
編集後記
・本号は製本作業の特集号になったような感があるが、コミケ申込みに当たって調査した際、入稿はWord形式が必要らしいということは把握した。しかし、普段のWebページ作成・更新を行っていて製本作業が初めてである者の1人としては、テキストエディタからWordへ本文を移動させて入稿出来る形にしろ、と言われても当惑してしまう。
・勿論、印刷所としてもデータフォーマットが統一されていないのに入稿されるデータを印刷にまで持っていくのは大変だろう。利用者が少数派のワープロソフトで(ソフトの良し悪しは別として)入稿されると、データを印刷用に出来ないだろうし、今後の需要を考えると、そのデータのためにシステムを変更・新規導入には及び腰になるだろう。だが、せめてテンプレートをダウンロード出来るなどの配慮が欲しい。
・テンプレートを採用すると画一的になる弱点がある。だが、ワープロソフトがWordの寡占状況にあり、印刷所の側としてもWord形式での入稿を前提としているなら、製本初心者向けの対応も考慮して欲しい。出版を商業誌紙や常連サークルだけの特権にすべきではない。(M)

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