Moonlight PAC edition 第29号 2004.11.6発行
編集、発行:Moonlight PAC版編集委員会
本号のトピックス
★紙面レイアウト一新での再始動にあたって/本紙編集委員会
★グループ合同企画内定/文芸関係3グループが参加表明
★Photo Group 1が携帯電話の待ち受け画像配布を検討中
★掲示板JewelBox再開について/芸術創造センターWeb技術チーム
紙面レイアウト一新での再始動にあたって(本紙編集委員会)
 1年近く発行が滞り、芸術創造センター(以下PAC)運営委員会でも廃刊が検討された本紙ですが、(1)レイアウトをシンプルにすることでそこに費やす時間と手間を削減すること、(2)PACにおける様々な活動や企画の紹介に記事対象を絞り込むこと、(3)フォントサイズを大きくして見やすくすること−の3点を本紙編集委員会が提案し、PAC運営委員会で承認されました。

 同時にPAC運営委員会から、(1)定期的な発行に向けた努力をすること、(2)「ニュース速報」との違いを鮮明化すること−の2点が努力項目として提示されました。(1)に関しては廃刊が検討されるに至った直接の要因であることを考慮し、レイアウトの簡略化を生かして公式広報紙としての位置づけを内外に明示的に示す必要があるとの認識で一致しました。また(2)については、先んじてレイアウトの簡略化と記事の即応性が両立されていることから、「ニュース速報」の即応性を参考にしつつ、発行を定期化することと併せて公式広報紙としての役割を模索していくことを確認しました。

 「PACの動きが分かる紙面」を目指して今後の編集・発行活動を行って行きたいと思っておりますので、読者の皆様のご支援ご鞭撻をよろしくお願いいたします。(本紙編集委員会)
グループ合同企画内定/文芸関係3グループが参加表明
 PAC運営委員会で審議されていたグループ合同企画が承認されました。これは従来のグループ合作作品(二次創作部門第1SSグループ掲載の「理想の恋人」「Evangelion in 'Saint Guardians'」「Date in the night cafe」)とは異なり、ある題名について参加グループの登場人物や世界観を基にイメージした作品を制作し、参加グループ単位で公開するというものです。『手軽に読める味わい深い短編集』というコンセプトで制作します。

 PAC運営委員会での承認を受けて正式に参加を表明したのは、創作文芸部門第3創作グループ創作文芸部門第4創作グループ二次創作部門第1SSグループの3グループ。この他、二次創作部門第2SSグループが参加を検討中です。
 企画承認間もないため開始時期や足並みを揃えるかなどの詳細は参加表明グループ間で検討中です。本紙では始動前の段階から各グループの取組状況などをお伝えしていく予定です。(安藤祐司)
Photo Group 1が携帯電話の待ち受け画像配布を検討中
 携帯電話の普及が著しい昨今ですが、携帯電話は単なる通信手段としてだけではなく、着信音や待ち受け画面などを無償/有償配布するWebページも多数存在しており、その更新頻度も比較的高いことなどからしても、個人のアピールツールという意味合いが強まっているように思います。

 今年(2004年)9月中旬、植物園に出かけた際に所有間もない携帯電話のカメラで多数の写真を撮影しました。その写真の一枚はMoonstone主幹の携帯電話の待ち受け画像になっていますが、それ以外は携帯電話の中で眠っている状態です。

 Moonstone主幹からの提案を受け、Photo Group 1がPAC運営委員会に、撮影した写真を携帯電話の待ち受け画像として無償配布する案が提案されました。解像度が比較的高く画像サイズが小さいことから従来の展示形式ではサムネイルを作ることは難しく、かといってそのまま掲載するとページが重くなる危険性があること、そして掲載写真をどのように携帯電話で取得出来るのかといった技術的課題があり、PAC運営委員会は継続審議としました。

 Photo Group 1では、提案承認に先んじて隠し部屋での試験を目指しており、現在Web技術チームと折衝中です。本紙ではPhoto Group 1のみならず芸術創造センターの新たな試みとして、取材を続けていきます(井上晶子)。
掲示板JewelBox再開について/芸術創造センターWeb技術チーム
 掲示板JewelBoxは現在、記事整理・一部移転・プログラム更新のため一時閉鎖中です。プログラムのカスタマイズはほぼ完了し、現在は記事整理・一部移転の作業を行っています。

 移転対象となるのは、管理人であるMoonstone主幹とWeb技術チームが「政治的・社会的」と判断した記事で、該当する記事は、現在開設準備中の「科学文化研究所」の掲示板に移転します。PAC側に残す記事はお返事をしてから一般公開に踏み切る、という段取りで作業を進めています。移転する/しないに関わらず、記事の番号は変わりますが、記事の内容には一切手を加えません。

 掲示板JewelBox再開の際に本紙並びに「留意事項」で改めてご利用の皆様にお願いしますが、書き込み内容に応じて掲示板を使い分けてください。管理運営に関しては芸術創造センター並びに科学文化研究所の運営方針を遵守してくださいますよう、よろしくお願いいたします(芸術創造センターWeb技術チーム)。
編集後記
・「規制緩和」「○○再編」といった謳い文句が商業マスコミの紙面に登場しない日を探す方が難しい昨今。政府・財界は「規制緩和」「リストラ」の元に労働者の首切り、賃金切り下げを推進し、商業マスコミは景気回復を喧伝する。本当にこれで良いのか、と首を傾げざるを得ない。
・規制があれば良いというものではない。だが、経済史を紐解いてみると、資本家が労働者を安くこき使い、国は治安業務など限られた業務をすれば良いとする「夜警国家」から、所得に応じた負担(応能負担)で国民から集約した税金と言う共有資金で国民の生活水準向上と貧富の格差の是正、ルールに基づく市場の運営を目指すという「福祉国家」に変化していったという事実がある。今日本とアメリカを中心に行われている動きは、この経済史の流れを逆行するものに他ならないのではないか。
・「規制緩和万歳」の商業マスコミだが、「規制緩和」が自分達の利害に及ぶとなれば、紙面を大きく割いて、「文化」「国民の知る権利」などを並べ立てて強硬に反対するが、あまりに身勝手と言わざるを得ない。「消費者の選択の幅が広がる」「価格競争で企業の体質が変わる」のだから、商業マスコミこそ率先して規制緩和の波に乗るべきではないか。(M)

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