Moonlight 第15号 2001.10.29発行
編集、発行:Moonlight編集委員会
Moonstone Studio、参戦法案に反対の声明を発表
連続する悪法に、対決姿勢を明確に示す
[これは日本国民全ての問題です]
フィリア:前回よりちょっと間が空いたけど、結構早い更新になったわね。これってやっぱり、例の対テロ何とかっていう法律が成立の危機にあるから?
Moonstone:御名答。対テロ対策特別措置法案は、参戦法案と言っても良い、否、そういうべき恐ろしい法案です。
フィリア:どういうこと?
渡辺文彦:簡単に言うと、戦争をしている軍隊に物資輸送を可能にする法案だ。それも時限立法とされてはいるが、アメリカが「対テロ」を口にすれば延々と続けることが出来る、事実上無期限の法律だ。
アレン:そんな法律が通ったら、50年以上戦死者も、外国人の戦死者も出さなかった日本の戦後史に大きな汚点を残すことになるじゃないですか?
渡辺潤子:それが今回の参戦法案の恐ろしいところよ。政府与党は戦闘行為に参加しないから集団的自衛権の行使には当たらない、って言ってるけど、物資を輸送する兵站行動は戦争と切り離せないものだから、まさに参戦する為の法案と言っても過言じゃないわ。
Moonstone:そのとおりです。また、政府与党はミサイルが発射されてもSの時点では人を殺傷していないから戦闘行為じゃない。だから戦争に参加する法案じゃない、って言ってますが、首相自身が「自衛隊は軍隊だ」「(今回は)自衛隊に危険なところに行って貰う」と、憲法無視、人命軽視の発言を行っていることも無視できません。
アレン:今まで自衛隊は戦力じゃない、自衛力だ、って言ってきたくせに・・・アメリカに「Show the flag」と言われただけで憲法も人命も無視する法律を数の力で通そうとするなんて・・・まともじゃないですね。
フィリア:それに乗じて、自衛隊法を改悪して、防衛情報を漏らしたりそれを教唆した人を厳罰にするようにしてるっていうじゃない。一体、あの小泉とかいう首相は日本を何処へ向かわせようとしてるのよ!
渡辺潤子:マスコミが報復戦争止む無し、小泉首相最高、って自分達の言葉に酔ってるからね。そんなマスコミの言うことなんて信用しちゃ駄目よ。真実は常に隠されたところ、権力が嫌がる存在が知っているものよ。
渡辺文彦:政府与党の詭弁奇弁、各地で起こっている反戦の声を聞きたかったら、日本共産党のホームページを見てみることだ。マスコミが黙殺する様々な真実がそこにある。偏見や先入観を取り除いて見てみることだな。
フィリア:日本人の「アカ」意識は根強いからね。でも、その偏見や先入観にとらわれてばかりでいると、何時の間にか徴兵制、改憲で逃げ道がなかった、ってことにもなりかねないわね。
アレン:真実や真理が何処にあるか、常に広くアンテナを張ってないといけないね。
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 このコーナーの担当は私、渡辺潤子です。
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Moonstone Studioの新コンテンツ案
リンク設置場所の調整つかず
 このコーナーの担当は私、渡辺文彦です。
 現在Moonstone Studioのホームページを飾って(?)いる画像を一堂に会する「仮想世界画廊」(仮称)の設置場所は未だ決まっていません。案としては、本紙にリンクを設置する案、現在「仮想世界画廊」とある画像にリンクを設置する案に集約されてきましたが、クリック回数を増やして本紙読者数を稼ぎたいのか、とか、それなりに苦労して制作した画像を無防備に晒す気か、と主張が平行線を辿っており、結論が出る見通しは全く立っておりません。
 中央運営委員会は結論の機嫌を撤廃して、徹底的に議論を戦わせた後、それでも纏まらない場合は中央運営委員会に一任すること、という通達を出しました。これですんなり決まれば良いのですが・・・。

秋は夕暮れ〜ある談話室にて〜

このコーナーの担当はアレンフィリアです。

フィリア:今回も重い話になっちゃったわね。
アレン:仕方ないさ。今までの日本の進路を180度転換することに繋がる重大事項なんだから。
フィリア:同時多発テロで犠牲になった人々には哀悼の意を表するしかないけど、知ってる?アメリカの上院下院でただ一人、報復戦争反対の票を投じた議員が居るって。
アレン:うん。さっき日本共産党のホームページで見た。勇気ある行動として賛意を表明しないとね。
フィリア:それに、テロが起こったニューヨークをはじめ、アメリカの彼方此方で反戦運動が起こってるのよね。日本のマスコミが報道しないだけで。
アレン:反戦運動はNATO加盟国でも大規模に、しかも頻繁に実施されてるね。日本でも各地で反戦運動が起こってるけど、マスコミは全て黙殺しているね。
フィリア:日本のマスコミって何?アメリカの「大本営発表」を補完するためにあるの?政府与党の旗振り役なの?何なのよ?!
アレン:結局、日本のマスコミは長いものに巻かれろ根性、飼い犬根性が抜けてないのさ。何せかつての戦争で大本営発表を垂れ流して肥えてきた集団だからね。そんな奴らの言うことなんて、信用するだけ損だよ。
フィリア:情けない!世界の恒久平和を願い、戦力の永久放棄を謳った憲法を持つ国のマスコミが、そんな腰砕けの対応しか出来ないなんて!
アレン:左で渡辺文彦さんが言ってるけど、これまで上の世代から刷り込まれてきた「アカ」意識の偏見や先入観にとらわれずに、真実と真理が何処にあるか、常に探していくアンテナを広げていないといけないね。
フィリア:人殺しを法律で禁止しておきながら、いざ戦争となると人殺しが称賛されるんだから、無茶苦茶よね、戦争って。
アレン:うん。戦争は所詮殺し合い、殺し合いに目的はあっても正義はない。ドルフィンが作品中で言った言葉を今こそ噛み締めないとね。
編集後記
フィリア:結構此処の更新も定期化してきたわね。でも、あたし達の話は止まったまま・・・。Moonstone!サボってるんじゃないわよ!
アレン:戦死者を出さなかったこと、他国の戦死者を出さなかった半世紀以上の歴史を、もっと日本人は誇りに思っても良いんじゃないかな?
渡辺文彦:警察の盗聴装置設置に続いて参戦法案、自衛隊法改正・・・。日本が何時か来た道を再び歩みそうな気がしてならない。
渡辺潤子:一人一人の声は小さくても、団結すれば巨大な声になる。芸術創造センターでは反戦の署名運動を展開しているから、是非協力して頂戴ね。

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